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じゃがいもはいつから離乳食で食べさせていい?注意点、オススメレシピなど

      2016/12/26

じゃがいもは、ほぼ年中スーパーに並んでいて手に入れやすい野菜の一つです。クセのない野菜なので、ゆでる・焼く・揚げるといった調理によって様々な食感を楽しめるのが魅力です。

じゃがいもは赤ちゃんに与えられる野菜の中でも人気が高く、市販のベビーフードにもよく使われています。アレルギーの可能性も低いので安心して与えがちですが、注意しないといけない点もあるんです。

それではジャガイモを赤ちゃんに与えられる時期、注意点やおすすめの離乳食レシピをご紹介します。ぜひこれからの離乳食作りに役立て下さいね!

いつからじゃがいもを食べさせていいの?

まず、離乳食でじゃがいもを食べさせられる時期を確認していきましょう。

じゃがいもは離乳食初期からOK

じゃがいもは、離乳食初期(生後5~6ヶ月)から赤ちゃんに与えることができます。離乳食を始めて1週間程度はおかゆだけで慣れさせることが多いので、それ以降に少しずつ与えるのが目安です。

初めてのじゃがいもは柔らかくゆでたものを裏ごしやすりつぶし、お湯や粉ミルクでのばして与えましょう。

1日に食べさせてよい上限量の目安

離乳食の初期から与えられるじゃがいもですが、1食にどれくらいの量を与えたらよいのでしょうか?時期別にお伝えします。

じゃがいもは炭水化物?野菜?

上限量の確認の前に、離乳食におけるじゃがいもの分類について。基本的に、離乳食では食材を次の3つのグループに分けて献立を考えます。

Ⅰ穀類 糖質グループ ご飯・パンなど
Ⅱ野菜・果物 ビタミン・ミネラルグループ にんじん・りんごなど
Ⅲ魚・肉・大豆・卵・乳製品 タンパク質グループ 鯛・鶏ささみ・豆腐など

じゃがいもは炭水化物が多い野菜です。そのため、ご飯と同じように糖質グループとして扱うのか、ミネラル源の野菜として扱うのかで迷ってしまいますよね。

離乳食関連の本によってはイモ類をグループⅠに含む場合があり、なおさらわからなくなってしまいます。私もずっと疑問に思っていたので、離乳食を始めたばかりの頃に市の保健師さんにこのことを尋ねました。

その時いただいた回答は「野菜として扱う」ということでした。

「例えば、大人であればご飯のおかずに肉じゃがを食べたり、カレーライスにじゃがいもを入れますよね。そのような感じで、大人と同じように考えてもらって大丈夫ですよ」というお話だったんです。

離乳食初期では1回の量も少ないので、じゃがいもを炭水化物として与えることもできます。しかし、栄養バランスを考え始める必要がある離乳食中期以降は、野菜として考えると良いでしょう。

1食あたりのじゃがいもの量は?

じゃがいもは特に摂取上限量が定められている食材ではありません。1食分の野菜・果物の上限量があるので、それに沿ってバランスよく食べさせることが大切です。

初めはじゃがいものペーストをスプーン1さじから与えて、アレルギーが出ないかどうか様子を見ます。それから、1日1さじずつ量を増やしていってください。

離乳食初期が終わるころの野菜・果物の目安量は、1食あたり20グラム(小さじ4)です。

離乳食中期以降の野菜・果物の目安量

離乳食中期(生後7~8ヶ月頃) 20~30g
離乳食後期(生後9~11ヶ月頃) 30~40g
離乳食完了期(1歳~1歳6ヶ月頃) 40~50g

じゃがいもを離乳食として食べさせるときに気をつけるべき3つのこと

離乳食でじゃがいもを与える時の目安量を確認できましたね。次に、じゃがいもを赤ちゃんに食べさせる時には何に気を付けたらよいか見ていきましょう。

1.アレルギーになる赤ちゃんも

じゃがいもはアレルギーの発症が少ない野菜ではありますが、アレルギーになる可能性はゼロではありません。症状はじんましんのように肌に出る他に、口の中や周りが腫れたりかゆくなったりする場合もあります。

食べて15分以内に症状が出ることが多いですが、1~2日経って肌に赤い湿疹のようなものが出ることもあります。少しでもおかしいと思うことがあれば、すぐに病院に行くようにしてください。

何かあった時に病院にかかりやすいように、初めてじゃがいもは平日の午前中に与えるのがおすすめです。

2.じゃがいもの天然毒素にご注意を

「じゃがいもの芽は毒」ということを聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。じゃがいもには芽や、光に当たり緑色に変色した所にも天然毒素が含まれています。

この天然毒素はソラニンチャコニンと言い、たくさん体に入ると下痢や嘔吐など食中毒になってしまいます。この症状は早い場合は食べて数時間後、遅くて数日後に出ることもあります。

赤ちゃんがじゃがいも食中毒にならないようにするためには、次のことに気を付けてくださいね。

どんなことに気を付ければソラニン、チャコニンによる食中毒を防げるの?

(お買いもの)

  • が出ていたり緑色になったところがあるジャガイモは買わないようにしましょう。
  • ジャガイモは、暗くて涼しい場所に保管しましょう。冷蔵庫で保存する必要はありません。

(調理)

  • ジャガイモに緑色のところがあったら、皮を厚めにむき、芽や緑色のところだけでなく、そのまわりも多めに取り除きましょう。
    注) 土や汚れで緑色になっているか判別しにくい場合があります。食べて大丈夫か迷った時は食べないようしましょう。
  • ジャガイモは皮をむいて食べましょう。
  • 未熟な小型のイモを多量に食べたりするのはやめましょう(特に皮ごと食べるのは避けましょう)。
  •  ジャガイモを茹でてもソラニンやチャコニンは分解しないので量は減りません。なお、ジャガイモを170℃以上で揚げると、ソラニンやチャコニンが分解するので量が減りますが、緑色の部分を取り除かなかった場合には食中毒の起きた事例があります。

引用元:農林水産省「食品中のソラニンやチャコニンに関する情報」より

3.ビタミンCで鉄分の吸収率をアップ

実はじゃがいもには、ホウレンソウと同じくらいのビタミンCが含まれています。普通、野菜に含まれるビタミンCは熱に弱いので調理するとほとんどなくなってしまいます。

しかし、じゃがいものビタミンCは熱でも壊れにくいのが大きな特徴です。また、ビタミンCは鉄分の吸収を助ける働きがあります。

離乳食中期頃は赤ちゃんがもともと持っていた鉄分が体から減り始め、貧血が心配になってくる時期。そこで、じゃがいもと鉄分を含む食材を一緒に与えることで効率よく鉄分を摂取できるのです。

鉄分を多く含む野菜には次のようなものがありますよ。

鉄分を多く含む食材

  • 肉類
  • マグロ
  • マツオ
  • イワシ
  • 青のり
  • ひじき
  • 枝豆
  • 納豆
  • 小松菜
  • ホウレンソウ

忙しいママでも短時間で作れるじゃがいもを使った赤ちゃん離乳食レシピ

じゃがいもでもアレルギーや天然毒素があることが分かりましたね。またビタミンCが含まれているので、鉄分と相性の良いこともわかりました。

それでは、次に離乳食の時期に合わせた具体的な調理レシピをご紹介します!

離乳食初期【ゴックン期】のおすすめレシピ

ゴックン期の離乳食は食材をヨーグルト位に柔らかくします。そのためには、まずじゃがいもを茹でて柔らかくしないといけませんね。

そのためにいちいちお鍋にお湯を沸かすのはとっても面倒…そう感じるママも多いのではないでしょうか?そんな時は毎日の炊飯で一緒にじゃがいもをふかしてしまいましょう。

炊飯器で出来ちゃう♪ふかしいも

①洗って皮をむいたじゃがいもを一口大に切り、水に10分程度さらします。

②1の水を切ってラップに包みます。※今回はこぶし大のじゃがいもを2つに分けました。

③といだお米と分量の水を炊飯器にセットして、その上に2をのせてスイッチオン!

④出来上がりはこんな感じです。今回は5.5合炊きの炊飯器で3合炊きました。

⑤お芋はお箸でホロホロ崩れるくらい柔らかくなります!

⑥すり鉢や裏ごしでなめらかにして、だしやお湯で伸ばしたら、じゃがいもペーストの完成です。じゃがいもペーストは余ったら薄くのばしてラップに包み、フリーザーバッグに入れて冷凍してくださいね。

離乳食完了期にはもう少し小さく切って、そのまま与えることもできますよ。もちろん、大人の料理にも使えます!

⑦【番外編】電子レンジでもじゃがいもを柔らかくすることができます。1のじゃがいもを耐熱容器に入れ、濡らしたキッチンペーパーでフタをして、その上に軽くラップをします。

500~600Wで3~5分程度の加熱が目安です。お使いの電子レンジによって微調整してくださいね!

離乳食中期【モグモグ期】のおすすめレシピ

離乳食中期の食材は、お豆腐位の硬さが目安です。この頃から柔らかめに作った「おやき」をあげることができます。

おやきは材料を混ぜて焼くだけなのに、いろいろな野菜とタンパク質を一緒に摂ることができるのが良い所です。また、手づかみ食べをさせる練習にもなるのでオススメです!

じゃがいもと豆腐のおやき

画像出典元:http://cookpad.com/recipe/2835417

【材料(1食分)】

  • じゃがいもペースト 大さじ1
  • 絹豆腐 20g
  • 片栗粉 小さじ2

【作り方】

①ボールに材料を入れて泡立て器で混ぜます。

②1を小判型に成型します。

③テフロン加工のフライパンを弱火で軽く温めて、2を焼きます。

④フチが乾いた感じになってきたら裏を確認します。焼き色がついたら裏返してください。

⑤裏も焼き色がつく程度に焼いたら出来上がりです!

⑥【ワンポイント】のり青のりを入れると、鉄分も一緒に摂れて味わいも変わるのでオススメです!

離乳食後期【カミカミ期】のおすすめレシピ

離乳食を準備するときに大人の分も一緒に準備できたら、それだけで時短になりますよね。そんな時は調理の途中で赤ちゃんの分だけ取り分けておくのが便利です。

じゃがいもは肉じゃがや豚汁など、取り分け離乳食を作りやすい素材です。今回は「ポテトサラダ」をご紹介します。

離乳食後期〜完了期ポテトサラダ レシピ・作り方

【材 料(1人分)】

  • じゃがいも 1個
  • ミックスベジタブル 適量
  • ささみ缶 適量
  • マヨネーズ 小1

【作り方】

①じゃがいもとミックスベジタブルは別々に茹でる。

②茹でたじゃがいもをつぶして茹でたミックスベジタブルと混ぜて粗熱を取っておく。

③ささみ缶は、汁は半分捨てて半分使う感じで!

④ささみを入れて、混ぜて、マヨネーズとさとうを入れて混ぜて、出来上がり!

⑤大人分から取り分ける場合は、潰したじゃがいもを約1個分取り分けて使ってください。

引用元:楽天レシピ「離乳食後期〜完了期ポテトサラダ レシピ・作り方」より

離乳食完了期【パクパク期】のおすすめレシピ

離乳食も完了期になると、赤ちゃんの食べられるものの幅が広がります。そして、食にどんどん興味を持たせてあげたい時期でもあります。

いつものご飯とちょっと違った雰囲気を楽しめるように、グラタンなんていかがでしょうか?焼くのはオーブン任せだから、意外に手早くカンタンにできるんですよ。

パンの耳でポテトグラタン♡離乳食

【材料】

  • パンの耳 5枚切1枚分
  • じゃがいも 中1/2コ
  • ミックスベジタブル 大さじ1
  • 豆乳(または牛乳)  適量
  • 塩コショウ 適量
  • マヨネーズ 適量
  • チーズ(どの種類でも) 適量

【作り方】

①ジャガイモをレンジでチンして、熱いうちにマッシュ。塩コショウ、マヨで味をつける。※ここでしか味付けはしません。

②オーブンを200度に余熱。

③パンの耳を食べやすい大きさにちぎってグラタン皿に並べる。

④パンの耳がひたひたになるくらいに豆乳を投入~●私は無調整豆乳を使っています。

⑤4のパン上に、マッシュして味付けしたジャガイモをなんとなく平らにのせる。

⑥次いで、ミックスベジタブルを散らし、その上にチーズをのせる。

⑦オーブン200度、10分焼く。※もっと焼き色を付けたい場合は、様子をみて焼き時間を追加してください。

⑧●器が熱いので、注意です!食べるときは取り皿に取り分けます。(その間、残りはオーブンの中の余熱で保温しています)

引用元:クックパッド「パンの耳でポテトグラタン♡離乳食」より

じゃがいもを長期保存しておくための方法

じゃがいもはそのまま保存がおすすめ

生のじゃがいもは、きちんと保存をすると半年ももたせることができます。常温で保存しているご家庭も多いと思いますが、実はじゃがいもは寒いところが大好きな野菜。適した保存の温度は5℃前後なんです。

また光が当たるところに置いておくと表面が緑色になって、毒素が作られてしまいます。保存場所は冷蔵庫の野菜室にしてください。

そして、じゃがいもは湿気がニガテな野菜でもあります。保存は次のようにするのがおすすめです。

じゃがいも長持ち♪保存法

画像出典元:http://cookpad.com/recipe/693320

①スーパーの袋など、ビニール袋に新聞紙を敷きます。

②1にじゃがいもを入れます。何個でもOKですが、新聞紙に包み込める程度にしてくださいね。

③ビニールの口を縛って冷蔵庫で保存します。

④【ポイント】新聞紙が湿ってきたら、新しいものに交換してください!

じゃがいもは冷凍保存もOK!

「生のじゃがいもが長く保存できる」とは言っても、離乳食の準備はなるべくフリージングを利用して手早く行いたいですよね。残念ながら、じゃがいもはそのまま冷凍するのには向いていない野菜です。

生のままで冷凍すると、じゃがいもの水分は凍りついて組織が壊れます。それを解凍すると水分が無くなり、スカスカでボソボソした食感となってしまいます。そうなると美味しく食べることはできません。

ふかしいものレシピでお伝えしたように、じゃがいもは火を通してマッシュにすると冷凍保存することができます。冷凍したものは1週間以内に使いきるようにしてくださいね。

じゃがいもを食べない!嫌がる!そんな時でも進んで食べるようになるレシピ

意外なことに、じゃがいも嫌いの赤ちゃんは結構多くいます。ミルクや母乳に慣れている赤ちゃんの口には、じゃがいものペーストでもザラザラ感じてしまうんですね。

そんな赤ちゃんには、どのようにしてじゃがいもを与えたらいいのかを今からご紹介します。

離乳食初期は「うまみ+とろみ」で対応

裏ごしのじゃがいもをお湯で伸ばしても食べない場合、昆布だし野菜スープでペーストを作りましょう。だしや野菜スープの「うまみ」は赤ちゃんには馴染みやすい味なんです。

また、口当たりをまろやかにするには「とろみ」をつけてあげます。とろみ付けには水溶き片栗粉が一般的ですが、実はすりおろしたじゃがいもも使うことができるんです。

それでは「うまみ+とろみ」の効いたじゃがいものペーストをご紹介します。硬めに作るとおやきにも使える便利なペーストですよ。

じゃがいも嫌いの赤ちゃんに!ウマトロじゃがいもペースト

 

画像出典元:http://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1030002791/

【材料(作りやすい分量)】

  • じゃがいも 1個
  • だし(もしくは野菜スープ) 1カップ

【作り方】

①じゃがいもをすりおろします。

②1のじゃがいもと、だしを一緒に火にかけます。

③とろみが出てきたら出来上がりです!

④【ポイント】離乳食の段階によって、だし汁の量を減らして硬さを調整してくださいね。

離乳食後期以降は見た目から変えてみて

離乳食後期になると、今までのメニューでは飽きてしまって食べないということもあります。食への好奇心を誘うには、料理の見た目を変えてみるのも有効です。

ノンフライのポテトは手づかみもしやすく、食べたい意欲を引き出すにはピッタリの一品ですよ。

離乳食でもおいしい♡ノンフライポテト

画像出典元:http://cookpad.com/recipe/1429408/tsukurepos?page=2

【材料(作りやすい分量)】

  • じゃがいも 2個
  • バター 小さじ1

【作り方】

①じゃがいもの皮をむき、1㎝幅に切って10分程度水にさらします。

②1のじゃがいもの水を切り、炊飯器やレンジ・鍋で柔らかくふかします。

③バターをレンジで30秒温めて、溶かしバターを用意します。

④2をボールに入れて3のバターを回しかけ、菜箸で全体をひっくり返すようによく混ぜます。

⑤4をトースターで焼き色が付くまで焼いて出来上がりです!

まとめ

じゃがいもは離乳食初期から赤ちゃんに与えることができます。1食分の野菜・果物の上限量に沿って与えてあげましょう。アレルギーと天然毒素に気を付けて、鉄分を含む食材と一緒に調理してみて下さい。

たくさんペーストを作ってしまったら、冷凍して次の離乳食に使ってくださいね。おいしいじゃがいもを、ぜひ赤ちゃんにも好きになってもらいましょう!

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