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陣痛がこない!誘発分娩のメリット・デメリット!バルーン・ラミナリアってなに?

      2016/04/26

予定日を過ぎて陣痛の気配がないと、赤ちゃんは一体いつ産まれてくるのかと心配になりますよね。

妊婦健診で赤ちゃんが大きめと言われている場合は、予定日を過ぎるほどさらに大きく成長し、産むのが大変になりそう!という不安もあります。

予定日を過ぎてしまった方の中には、医師から誘発分娩の可能性があると言われた方も多いことと思います。

この記事では、もし誘発分娩になったら…と不安なママのために、誘発分娩について詳しく解説します。

誘発分娩はいつから行う?

ママの生理の周期や赤ちゃんの育ち方には個人差があるので「予定日」はあくまでも目安に過ぎません。予定日通りに出産する人のほうが少ないので、あまり予定日を気にする必要はありません。

赤ちゃんの成長が充分な状態になる「正期産」は、妊娠37週~妊娠41週の間に出産することを指すので、この間に産まれてくるのであれば全く問題はありません。

しかし、妊娠42週を過ぎると、「過期産」といって、さまざまなリスクが生じます。過期産は、4%程度の確率で起こります。初産の人に起こりやすい傾向があります。

過期産で起こるリスク

  • 出産時の出血多量
  • 巨大児(出生時体重4,000グラム以上)
  • 新生児仮死
  • 遷延分娩(分娩が長時間に渡る。初産婦で30時間以上、経産婦で15時間以上)

妊娠42週に差し掛かってしまうと、このように多くのリスクがあるので、妊娠42週になる前に誘発分娩を行います。

妊娠41週で誘発分娩をするケースが多いです。

誘発分娩とは具体的にどんなもの?

誘発分娩には、物理的に刺激を与えて陣痛を起こす処置と、陣痛促進剤を投与して陣痛を起こす処置があります。

誘発分娩の処置の種類4つ

  • 卵膜剥離
  • ダイラパン/ラミナリア
  • メトロイリンテル(バルーン)
  • 陣痛促進剤

1.卵膜剥離

よく、妊娠・出産体験談の中で「内診グリグリ」と言われている処置です。

内診の際に、医師が赤ちゃんを包む卵膜を子宮から少し剥がすことです。この刺激によって子宮口が開いたり、陣痛が進んだりすることがあります。

痛くてびっくりしたという人もいれば、それほど痛くなかったという人もいます。

内診グリグリの痛みの強さは、医師のやり方によって大きく異なります。

2.ダイラパン/ラミナリア

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乾燥させた海藻でできたスティックを子宮頚管に入れます。子宮頚管からの分泌液でスティックが膨張することで、物理的に子宮口が広がっていきます。

ダイラパン/ラミナリアを入れる際の痛みの感じ方は、子宮口の柔らかさや開き具合によります。

子宮口が柔らかくなっていて、少し開きかけていれば、挿入時の痛みはそれほど感じません。子宮口がまだまだ固いという場合はかなりの痛みを感じます。

また、子宮頚管に入れた直後から、鈍い生理痛のような痛みを感じます。

3.メトロイリンテル(バルーン)

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風船のような形をしているので、よく「バルーン」と呼ばれているものです。

子宮口に入れて、風船の中に水を入れて膨らませることによって子宮口を広げます。

4.陣痛促進剤

陣痛促進剤には2種類があります。

陣痛促進剤の種類
  • プロスタグランジン(内服薬・点滴薬)
  • オキシトシン(点滴薬のみ)

プロスタグランジンは、子宮口を柔らかくする作用もあるので、子宮口が固くお産が進む気配が全くない人に向いています。但し、喘息のある人には使えません。

陣痛促進剤は、多くの場合、点滴で少しずつ量を増やしながら投与します。その間お腹にモニタをつけて、お腹の張り具合を観察します。

陣痛促進剤の効果の現れ方には個人差が大きく、点滴を始めてすぐに陣痛が始まる人もいれば、点滴を最大量まで増やしても全く陣痛が始まらない人もいます。

プロスタグランジンで効果が見られなければオキシトシンに替えてみる場合もあります。

誘発分娩はこわい!?

誘発分娩、特に陣痛促進剤の使用にあたっては、こわい噂も数多く聞くので不安になっている方も多いことでしょう。

陣痛促進剤は、間違った使われ方をすると危険な症状を引き起こすことがあり、過去には医療事故もありました。

しかし、今では分娩監視装置の下、安全な使い方が確立されているので心配はほとんどありません。

ただし、産院では念のため陣痛促進剤の使用はこんなリスクがありますよ、という説明をされて同意書に署名することになります。

同意書に書かれている「陣痛促進剤のリスク」とは?

  • 過強陣痛
  • 胎児仮死
  • 子宮破裂
  • 子宮頚管裂傷
  • 羊水塞栓症(羊水がママの血液中に入り込んでしまい、呼吸障害が起きる)

誘発分娩のメリット・デメリット

こわいイメージがある誘発分娩ですが、陣痛促進剤が効けば比較的短時間で出産できるというメリットもあります。

陣痛促進剤は急に陣痛を起こすことになるので自然の陣痛よりも痛みが強い、という噂もありますがそんなことはありません。

デメリットは、出産前から入院するため、通常の出産より費用がかかることです。

誘発分娩でかかる費用

陣痛促進剤の使用量、病院の看護師の配置数、処置の内容などによっても大きく違いますが、1日あたり2~3万円程度かかります。

それに加え、個室であれば差額ベッド代が5,000~10,000円程度かかります。

保険適用外なので全額自己負担の上、高額療養費制度も使えませんが、医療保険に入っていれば入院費用がおりることもあります。加入している保険会社に確認してみましょう。

まとめ

誘発分娩は、陣痛が起きるまでは大変ですが陣痛が起きてしまえば普通の出産と大きく変わりません。処置の痛みも、出産の痛みと比較すればたいしたことはありません。

あまり、不安がらないでくださいね。

予定日が過ぎてやきもきする気持ちがあるかと思いますが、可愛い赤ちゃんに会えるのはもう少しですよ!

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