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出産のときの会陰切開ってなに?痛い?抜糸は必要?

      2016/05/15

出産時に行う処置として「会陰切開」というものがあります。

漢字だけを見るとどこかを切開されると想像できるのですが、何だか怖いですよね。

しかし初産の妊婦さんの殆どの方がこの「会陰切開」を行うと言われていますが、一体どの様な処置なのでしょうか。

会陰切開ってなに?何の為にやるの?

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会陰切開とは分娩の際に肛門と膣の間にある皮膚をハサミで少し切開し、赤ちゃんの頭がスムーズに出る様に手助けすることです。

生まれてくる赤ちゃんの頭の大きさは約9センチ近くもありますので、ホルモンの関係で子宮口周辺の筋肉が柔らかくなっているとはいえ、中々出てきてくれない事も多いのです。

そしてもし会陰を切開しないまま無理に赤ちゃんを娩出してしまいますと、会陰の部分が裂けてしまう事もある様です。

そうなると傷の治りも悪くなりますので、切開をする事を優先させる様です。

しかし中には会陰が柔らかく伸びやすい方もいらっしゃる様で、切開せずに済んだという方もいるそうです。

会陰切開を経験した妊婦さんの割合は!?

初産婦さんの場合には実に7〜8割の方が会陰切開を経験しているそうです。

しかし経産婦さんになると会陰が伸びやすいことからその割合は半数近くまで下がる様です。

また会陰を切開せずに自然に切れてしまう「会陰裂傷」になってしまう方も3〜7割程いらっしゃる様です。

この裂傷の場合には軽症でない限り、傷の治りが切開よりも悪いと言われています。

会陰切開はどのタイミングでするの?

会陰を切開するタイミングはその時に担当した先生や病院によって方針や考え方が多少違ってきます。

しかし一般的には会陰がもうこれ以上伸びそうにないけれど、赤ちゃんの頭が見えまさにもう生まれそうという時に裂けるの防ぐために切開する場合があります。

そして頭は順調に出てきたけれど肩が中々抜けなくて裂けてしまいそうだと判断された時にも切開する様です。

そうなるまでになるべく助産師の方が会陰を伸ばしてくれたりするのですが、初産の場合や高齢の方で皮膚が伸びにくくなっている場合には切開が必要となるそうです。

また赤ちゃんが中々生まれて来れない場合に行われる「吸引分娩」「鉗子分娩」でも、器具を挿入する為に会陰切開は必ず行われる様です。

吸引分娩や鉗子分娩って何!?

分娩に時間がかかってしまい母子の体力が落ちてしまったり、命の危険がある場合には赤ちゃんを引っ張り出して娩出を手助けする処置が行われます。

吸引分娩の場合にはシリコンや金属製の丸いカップで赤ちゃんの頭を吸引します。

鉗子分娩の場合には鉗子と呼ばれるスプーンの様な形をした器具で娩出を手助けします。

一体どのくらい切るの!?

切る長さは大体3センチ〜5センチ程と言われており、これも先生によって切り方や切る場所が違ってくるそうです。

1箇所だけ切開する場合もあれば、中々会陰が伸びてくれず3箇所も切開したという方もいらっしゃいます。

会陰切開は痛い?麻酔はするの?

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皮膚をハサミで切開するということは痛みを伴いそうで怖いですよね。

実は初産婦さんの中には陣痛や出産よりもこの会陰切開が怖いと言われる方も意外と多いのです。

出来れば麻酔をかけたりして痛みを感じない様にして欲しいですよね。

では実際に切開する時には麻酔をかけてくれるのでしょうか。

実は痛くない!?会陰切開の痛みとは

皮膚を切ると想像するととても痛そうなイメージですが、実は分娩時の痛みの方が痛すぎて切ったことすら分からなかったという妊婦さんが多いのです。

会陰という皮膚を切開するといっても、分娩時に伸びた会陰の部分は透けて見える程薄く伸びていますので、簡単に切ることができます。

また切るよりも自然に裂けてしまう方が痛いと言われており、先生も会陰切開を勧められるでしょう。

麻酔もしないって本当!?

会陰切開時の局部麻酔は産院によって方針が異なりますので、麻酔をする場合としない場合がある様です。

しかし実際には麻酔をしてたとしても、しなかったとしても痛みは殆ど感じることなく気づいたら切られていたという妊婦さんが多い様です。

縫合は痛い?抜糸は必要なの?

勿論切開していますので、出産が終わると縫合をします。

切開時に麻酔をしない病院でも縫合の時には麻酔をする病院が殆どの様です。

しかし、この時点ではすでに分娩は終わり一息ついている頃ですので、逆にかなりの痛みを感じる妊婦さんも多いそうです。

もし痛いくて我慢できない場合には麻酔を追加してくれる場合もあるそうですので、先生に尋ねてみると良いですね。

抜糸は使う糸によって変わってくる!

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吸収糸の場合

吸収糸とは時間が経てばそのまま体に吸収されてしまう糸の事で、基本的には抜糸は行いません。

しかし縫合された部分が突っ張った状態で痛かったり、退院の日までに痛みが治まらない様であれば先生に相談してみましょう。

吸収糸でも抜糸をしてくれる場合もあり、抜糸をした途端痛みが嘘の様に無くなったと感じる方も多いそうです。

絹糸の場合

こちらは解けませんので必ず退院の日に抜糸が必要となります。

抜糸をする際には麻酔をしませんので、痛みを強く感じてしまう方もいらっしゃる様です。

傷の痛みはいつまで続く?

傷の治りは人それぞれだと思いますが、この会陰切開の傷も同じで早く治る方もいらっしゃれば暫く痛みを感じる方もいらっしゃる様です。

大抵の方は大体産後3日程痛みが続き、退院する頃には痛みが大分和らいでいる方が多いそうです。

しかし産後は免疫力もまだ落ちていますし、体力も落ちていて体の治癒力も下がっていますので無理は禁物です。

痛みを和らげるお勧めのクッション

ずっと横になっていられれば痛みの感じ方も少しはマシなのかもしれませんが、産後はすぐに授乳が始まり一日中寝る間も惜しんで赤ちゃんのお世話をしなければなりません。

そういった時には痔の方がよく使われる「ドーナツクッション」がお勧めです。

真ん中に穴が空いていますので、授乳する時など座った時に傷口が圧迫されるのを防ぎ痛みを和らげてくれます。

入院中も重宝しますので予め用意しておくと良いかもしれませんね。

傷跡はキレイになるの?

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会陰切開した場合には傷口も綺麗に切れていますので、基本的には傷跡も殆ど分からないくらい綺麗に治るでしょう。

しかし切開が間に合わずに裂けてしまった場合や縫合する時に少しキツめに縫合された場合には、皮膚が少し盛り上がってしまったり多少跡が残ってしまう場合もある様です。

ただ会陰は外から見えにくい部分ですし、傷跡が残ったとしてもあまり目立つ様な場所でもありませんので、あまり気にする必要もないでしょう。

まとめ

多くの妊婦さんが不安に思っている「会陰切開」ですが、実際に会陰切開を行った経産婦さんによると痛みは感じない方が殆どだということが分かったのではないでしょうか。

切開の痛みよりも分娩時の痛みの方が遥かに痛いという方が多かったので、会陰切開に関してはそんなに心配する必要もなさそうですね。

しかし産後は痛みが暫く続く様ですので、予めドーナツクッションを用意しておくなどして対策を考えておくと良いでしょう。

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