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風邪や中耳炎のホームケアに大助かり!おススメの鼻水吸引機は?

   

赤ちゃんは自分で鼻をかめません。2歳くらいになると、教えれば「チーン」とできる子も増えてきますが、しっかりかめるようになるのは5歳くらいからでしょう。いくらかわいいわが子でも、親の口で鼻を吸ってあげていては感染のリスクがあります。

また、実際に中耳炎になりやすかったり、風邪が長引きやすいというお子さんもいます。治療のためには耳鼻科通いも多くなりますが、待ち時間に他の病気までもらってしまいそうで、さらに気が重いですよね。

子どもは中耳炎になりやすく、鼻水ケアは毎日の健康管理に役立ちます。育児の必須アイテムといえる鼻水吸引機。中耳炎の予備知識と、ホームケアに役立つ家庭用吸引機の気になるポイントをまとめてみました。

このページの目次

小学生未満の6~7割がかかる「急性中耳炎」について

急性中耳炎にかかると、強い耳の痛みや発熱、耳垂れ(「膿〈うみ〉」の混じった液体が耳から出てくること)などが起こります。まだ言葉で自分の気持ちを伝えられない乳児の場合は、ぐずったり耳に手をやったりすることが多いです。

どうして子どもがなりやすいのか

中耳炎はもちろん大人もかかる病気ですが、特に就学前の乳幼児期に多い耳の病気です。発熱やひどい鼻水とあわせて、耳を痛がるような症状が子どもにみられたら、親はまず中耳炎をうたがうでしょう。

 小学校の入学までに、約60~70%の子どもが一度は急性中耳炎にかかるといわれています。とくに3歳以下の子どもに多いのは、

(1)子どもの耳管は大人にくらべて太く、短く、さらに角度が水平に近いので細菌やウイルスが中耳に侵入しやすい

(2)全身の抵抗力やのど、鼻の粘膜の抵抗力が未熟なためかぜをひきやすい

などの理由があげられます。

引用元:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会ホームページ「子どものみみ・はな・のどの病気Q&A」http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi3.html

急性中耳炎にかかったら、耳鼻科で適切な治療を受け、処方された抗生物質を服用して完治をめざします。でも、完治しないまま長引かせてしまうと、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎になってしてしまうこともあります。

「急性中耳炎」が治りきらないままで、数か月も続いてしまう「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」

急性中耳炎の治りが悪く、膿が鼓膜の内側に(滲出液として)残ったままだと、滲出性中耳炎に移行してしまうことがあります。大体3~10歳の子どもによく起こる症状です。

一番多いのは急性中耳炎が十分に治りきらずに、鼓膜の内側に膿〈うみ〉が滲出液となって残ってしまう場合です。普通、中耳炎の膿は中耳の粘膜から吸収されたり、中耳と鼻の奥をつないでいる耳管をとおって、のどのほうに排出されます。副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などの鼻の病気や、のどに慢性の炎症があったり、アデノイドが大きい場合などでは、このような耳管〈じかん〉の働きが悪くなり、滲出性中耳炎になりやすくなります
滲出性中耳炎で中耳にたまっている液体は、中耳の粘膜からしみ出たものです。鼓膜に穴があいていないかぎり、水泳や洗髪で耳(外耳道)に入った水が中耳にまで入ることはありません。

急性中耳炎と違って、つよい痛みや発熱をともなわないのが滲出性中耳炎の特徴です。難聴が唯一の症状であることも多く、難聴の程度も軽い場合が多いので気づくのがおくれてしまうこともよくあります。難聴は、日常生活ではテレビのボリュームを上げる、呼んでも返事をしないなどで気づかれます。

引用元:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会ホームページ「子どものみみ・はな・のどの病気Q&A」http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi4.html

治療には数か月以上かかることもあります。難聴によって人の話が聞こえにくいと集団生活にも影響してしまうでしょう。小学生前後の子どもを持つ親としては、とくに心配な症状です。

中耳炎にかからないためには、こまめな鼻水ケアを

鼻水が出るときはなるべくためずに、自分で鼻をすすってしまう前に鼻をかむことを根気強く教える必要があります。また、乳幼児にはこまめに鼻水吸引をしてあげるホームケアがとても重要になってきます。

鼻やのどに炎症がおきて、鼻汁や咳・たんが出る状態が長引くときは、耳鼻咽喉科で治療をうけるとよいでしょう。また、鼻のかみ方が悪いと細菌を耳の中に押し込んで中耳炎をおこすことがありますので、鼻は片方ずつゆっくりとかむようにしてください。

引用元:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会ホームページ「子どものみみ・はな・のどの病気Q&A」http://www.jibika.or.jp/citizens/handbook/mimi3.html

自分で上手に鼻をかめない子どもの吸引のタイミングは、お風呂上りや温かい飲み物を飲んだ後など、蒸気で鼻の中が湿っているときがおススメです。鼻水が出やすいので、よく取れてスッキリするでしょう。

赤ちゃんがくしゃみをした直後や大泣きした後にも、鼻水が外に出やすい状態になります。赤ちゃんの鼻の穴を、ティッシュで作った柔らかいこよりでくすぐってあげると、くしゃみと一緒に鼻水が出やすくなります。

こよりは、簡単に作れます。2枚組になっているティッシュの1枚をはがし、さらに割いて3分の1くらいにします。端からクルクルときつくねじっていくと、赤ちゃんの鼻にちょうどよい太さのこよりが作れます。 

鼻水吸引機の3価格帯

出産準備リストにもちらほら登場し始めた便利な「家庭用鼻水吸引機」ですが、お子さんを持つ家庭に一つはあるのではないでしょうか。お値段も種類もいろいろありますが、簡単な手動のものから高価な電動式まで、大きく3つにわけてご紹介します。

1.お手頃な手動の吸引機(1,000円程度)

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

ドラッグストアでも買える、お値段も手ごろな手動式。筆者は3人の子育てでよくお世話になりましたが、吸引力は弱いです。衛生面で問題はあるとわかりながらも、お風呂に入れているとき、赤ちゃんの鼻を直接口で吸ってあげていました。そのほうが、断然よく取れると感じました。

ただ、夜中の授乳時に鼻が詰まって吸いにくそうなときや、鼻水が黄色や緑色でウィルスに感染しているおそれがあるときには重宝しました。大きく分けて、ポンプ式(上の写真のように吸い出すタイプ)と、口吸い式(大人の口から吸い込む息を使って鼻水を吸い出すタイプ)の2種類があります。

当時、体力不足だった筆者は肺活量も少なかったのか、ポンプタイプのほうが得意でした。口吸い式は、嫌がる赤ちゃんの頭をおさえて固定させながら必死になって吸い続けるうちに頭が痛くなり、クラクラした経験があります。

2.コンパクトな電池式の電動吸引機(5,000円程度)

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

電池式でコンパクト、楽に持ち運びができます。電動なので、手動式よりはもちろん吸引力があります。ただ、水っぽいさらさらした鼻水ならスムーズに吸い出せますが、粘り気のある鼻水を奥から吸い出すのは難しいです。

使い勝手の個人差はあるでしょうが、電動だからといって、医療機関で受ける鼻水吸引ほど強力ではありません。0歳児のお子さんのために、まだまだソフトな吸引力が安心で、移動時にもスマートに利用したい方向けといえます。

3.本格的な据え置き型の電動吸引機(15,000円~)

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

家庭用の据え置き型吸引機で一番人気のタイプは、15000円程度のものです。電池式のものと比べると4~5倍の吸引力があり、操作に慣れればドロドロした鼻水を奥から上手に出すこともできるでしょう。中耳炎予防には申し分ないレベルです。

3万円を超えるタイプはさらに1.5倍ほどの吸引力があります。医療用に開発されたものでタンクが大きく、鼻水吸引だけでなくカテーテルでの痰の吸引など、介護の場面で使うことも想定されています。お子さんのために使うなら、15,000円程度のご予算があれば十分といえます。

【3種の比較と結論】おススメは、やはり本格的な電動吸引機

0~1歳児から保育園に入れるお子さんの場合、集団生活に早く入るほど感染の機会も多くなります。15,000円は決して安い金額ではないですが、働きながらの看病と通院の労力を考えれば、迷わず据え置きタイプの購入を考えるかたもいるでしょう。

筆者の3人の子どものうち、長子と末っ子は中耳炎になりやすく、耳鼻科通いの多い子でした。真ん中の子は耳鼻科にあまり通いませんでした。私がお世話になった耳鼻科の先生に聞いたら、その子によって、生まれもった耳管の太さや形、鼻水の粘性に違いがあるからだと教えてくださいました。

手動式のメリットは「安さ」です。また、持ち運びに便利な電池式にも、独自の魅力があります。成長を見守るうち、耳鼻のトラブルが少ないお子さんであるならば手動式やコンパクトな電池式で済むことも多いでしょう。でも、中耳炎になりやすいお子さんには、据え置き型が安心です。

3種の比較を、わかりやすく一覧にまとめました。

価格 使いやすさ 吸引力 吸引力の調整 お手入れのしやすさ
手動吸引機 ポンプ式 できない
口吸い式 できる
電動吸引機 電池式 できない
据え置き型 できる 〇~△(機種による)

(本格的な据え置き型)電動鼻水吸引機の魅力

ホームケアの質が格段に上がる

小児科や耳鼻科で鼻を吸ってもらった時のように、鼻の奥までスッキリと取り除くことができます。実際に5歳の子どもの吸引をしてあげると、お医者さんでやってもらったときのようにスッキリすると好評でした。お医者さんに通ったときにだけ吸引するよりは、こまめに吸い出すことで悪化を防ぎ、早く治ることが期待できます。

また、寝ている間にも鼻水は出続けていますから、鼻が詰まりやすく、耳管の排出機能の働きが悪くなりやすいです。ホームケアだからこそできる就寝前後や夜間の吸引は、とても効果的です。

医療機関受診の回数が減り、親の負担が減る

中耳炎をくり返したり、しつこい鼻風邪をひいているときは、鼻の粘膜も炎症をおこし、全身の抵抗力もおちて病気をもらいやすくなっています。とくに感染症がはやっている時期は、ほかの病気までもらう二次感染のおそれもあります。

きちんと病気を治すには、お医者さんによる適切な治療をうけるため、通院はもちろん必要です。でも、まだ幼い子どもが複数いる家庭、両親がフルタイムで長時間働く家庭にとっては、鼻水の吸引のためにこまめに通院するのは労力がかかりすぎます。

また、お盆や年末年始の休診時に限ってひどい風邪をひいたり体調を崩すものです。鼻水がドロドロで嫌な感じがする…普段だったら受診するけど、救急に駆け込むほどではない…そんなとき、自宅に吸引機があれば気持ちも落ちつきます

大人も使用できる

鼻水吸引機は、しっかり鼻をかめる大人には必要がないものといえます。でも、筆者が実際に使用してみると、きちんと鼻水が吸引できてスッキリしました。大人が使用しても、奥から鼻水を吸い出すことはできます。

家庭用吸引機のレビューを見ると、子どもと一緒に愛用している大人もいます。鼻のかみ過ぎで耳が痛くなってしてしまったり、鼻の周りの皮膚に炎症を起こしているときなどにはとても便利に感じるでしょう。

おススメの【据え置き型】電動鼻水吸引機3機種!こだわりを比較してみよう

15,000円クラスのおススメ3機種は、基本的な性能に大きな差はないといえます。こちらでは、それぞれの特徴をご紹介します。

1.新鋭工業 スマイルキュート KS-500 医療用鼻水吸引器【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 15,800

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

スマイルキュートの最大の魅力は、鼻水吸引キットです。鼻水を吸い取る先端のオリーブ管の根元に、鼻水がたまるカップが付いています。本体中央部にある圧力計で40を超えないように吸引すれば、鼻水は逆流せずにこのカップ内にすべておさまるしくみです。

吸引機は、一日に何回もくりかえして使うときもあります。つかうたびに吸引キット部分だけを洗えばよいので、お手入れが簡単です。もちろん定期的にロングノズルの消毒も必要ですが、他の機種と比べてメンテナンスがとても楽な優れものです。

また、吸引力の目安になる「排気流量(1分間の排気量で、数値が増えるほど吸引力が強いことをあらわす)」は13リットルで、3機種の中では一番低い数値となっています。ただ、使っているときには感じない程度の違いでしょう。

2.シースター ロングノズル付き 電動鼻水吸引器 メルシーポット S-502【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 14,900

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

 

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

メルシーポットの持ち味の一つ目は、2015年度の「第9回キッズデザイン賞」を受賞した外見です。そのままリビングにおいてもなじむような、シンプルでかわいい見た目は医療機器に見えない!と、おしゃれなママたちにも人気があります。

また、吸引力の目安になる「排気流量」は15リットルで、次に紹介するエレノアと並んで高い数値となっています。おしゃれな見た目と吸引力のパワーで選ぶなら、メルシーポットがぴったりです。

シンプルなデザインのため、他の機種にはある圧力計はついていません。どのくらいの圧力で吸引しているのかを、目で確認しながら使いたい人には他機種が向いています。ただ、最初の慣れないうちはお子さんの鼻に夢中で、圧力計を見ることはあまりないでしょう。

3.東京MI 電動鼻水吸引器 ELENOA エレノア 0657777【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 16,800】

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

筆者は、医療機関で働いている友人からの口コミでエレノアを知りました。他機種と比べるとまだまだ知名度は低いエレノアですが、排気流量も15リットルある確かな商品です。医療機関に推薦してもらい購入した、というレビューもありました。

本体の作りはスマイルキュートとよく似ています。圧力計と電源スイッチ、圧力を変えるつまみが前面についていて使いやすく機能的。そしてエレノアの最大の特徴は、なんと930グラムの軽さです。これは、他機種の3分の2程度です。

コンパクトサイズのエレノアは、家庭での保管にも場所を取りません。専用のキャリーバッグが付属品としてついてくることもあり、帰省先でも使いたい方などが魅力を感じる機種でしょう。

3機種のまとめと比較

ご紹介した3機種の特徴を、一覧にして比べました。優れている順に、◎→〇→△であらわしてみましたので、参考にしてください。

排気流量(リットル) 軽さ(g) コンパクトさ(㎝) 専用キャリーバッグ 参考本体価格 お手入れしやすさ デザイン
スマイルキュート ○(13) △(1500) (24.6×9.4×21.7) 〇別売り(2,000円程度) 15,800円
メルシーポット ◎(15) 〇(1250) (24×8.5×17.4) △なし 14,900円
エレノア ◎(15) ◎( 930) (22×9×14.5) ◎付属 16,800円

自分にとって大切にしたいこだわりに◎がたくさんついている機種がおススメといえるでしょう。ただし、パワー(排気流量)については、もっと高額な高性能機種を選んでさらに数値を上げることもできます。

電池式吸引機と手動式吸引機のおススメ3選

1.シースター 電動鼻水吸引器 ベビースマイル S-302【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 4,950】

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

排気流量は2,6リットルで据え置きタイプ(13~15リットル)に比べるとパワー不足ですが、軽量コンパクトでたった170グラムです。吸引圧の調整はできませんが、電池式で安定した吸引力。使った後のお手入れも、先端を取り外し水洗いするだけで簡単です。

電池式は据え置き型よりは音が静かなので、まだ小さな0歳児のソフトな吸引に、吸引を嫌がってぐずったり動き回ってしまうお子さんに、また、移動時に使用したいというかたにおススメです。2013年度の「第7回キッズデザイン賞」を受賞したかわいい外見も人気があります。

2.丹平製薬 ママ鼻水トッテ (0歳から対象) 【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 695】

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

大人が片っぽの管から息を吸って、もう一方の管を子どもの鼻に入れ、鼻水を吸い出す「口吸い式」です。吸う息の強さで、吸引力の調整ができます。ドラッグストアでもよく見かけるこの商品は、手動式で一番よく売れています。

3.チュチュベビー 鼻水キュートル 2WAYタイプ【2017年1月現在のAmazon価格:¥ 880】

画像出典元:https://www.amazon.co.jp

こちらは、「口で吸うタイプ」と「手で押すポンプタイプ」の両用が特徴です。普段は吸引力の調整をしやすい口吸い式、感染症にかかっているときは病気をもらわないようにポンプタイプを使うなど、時と場合によって使い分けができます。

手動式を買いたいけれど、どちらがよいかわからない、とりあえず両方のタイプをためしてみたい、というかたにはぴったりの商品です。

まとめ

耳は頭に近いので、急性中耳炎の痛みはとてもつらいもの。お子さんが中耳炎にかかりやすいことを忘れないで、こまめな鼻水ケアで風邪の季節を乗り越えていきたいですね。

このページでは、もし予算がゆるすなら、家庭用(据え置き型)電動吸引機をおススメしました。また、手動式、電池式、それぞれのよさもあることをご紹介しました。わが家に、わが子に「ぴったりの一台」を選ぶ参考になさってください。

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