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40代での妊娠は可能?妊娠確率は?出産のリスクは?

   

40代で妊娠し、出産することは高齢出産と呼ばれるようになります。ですが芸能人でも高齢出産の方は多く、さらに現在は女性も仕事をする時代です。高齢出産について興味がある方が増えています。

40代での妊娠は可能なのか、そしてどのくらいの妊娠確率なのか、出産するときどのようなリスクがあるのかまとめました。ぜひ参考にして不安の少ない妊娠生活にしていきましょう。

妊娠のしくみって?

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妊娠のしくみ

まずはどのようになれば妊娠できるのか、妊娠についてのしくみを詳しく理解しましょう。妊娠の流れについて、詳しくまとめました。

妊娠までの流れ

  1. 排卵
  2. 受精
  3. 着床
  4. 妊娠

この4段階を踏んで、妊娠成功となります。ただ、妊娠したいからといってもこの流れを理解できていないと難しいことがあります。一つ一つ詳しくまとめました。

1.排卵とは

女性の子宮内には2つの卵巣があります。その中にいくつかの「卵胞」がつくられます。その卵胞の一つが成熟し良好な「卵子」となります。月1回卵巣を破りもっとも妊娠しやすい時期にその「卵子」を排卵します。

2.受精とは

受精は、女性の排卵した卵子と男性が射精した精子が合体することです。一つの卵子に対して多数の精子が囲みますが、合体できる精子はその中の一つだけです。一つの精子が卵子の中に入った時点で、受精成立となります。

男性の精子の動き

男性の精子は、女性の膣内へ侵入すると卵管へと移動します。精子の寿命は3~5日ほどで卵管にたどりつくまでには99%なくなってしまいます。卵管へたどりついた精子の中で一つだけが、卵子と合体できます。

3.着床とは

受精したあと、卵子は分解を繰り返します。受精後4~5日ほどで子宮内へとたどりつきます。そして、女性の子宮内膜へ血管をつなぐことによって、母体ともつながることができます。これが着床です。

この着床は受精後1週間ほどで行われます。着床すると微量の出血が出ることがあります。

4.妊娠成功

着床が成功したのを確認でき、妊娠成功と判断することができます。妊娠の兆候があったら妊娠検査薬を行いましょう。そして、陽性が出たら病院へ行き正確に判断をしてもらいましょう。

妊娠の兆候は?
  • 生理予定日を過ぎても生理がこない。
  • 生理予定日前後に微量の着床出血がある。
  • 疲労感や眠気が強い。

40代での妊娠は難しい

40代での妊娠は難しいと言われています。なぜ40代での妊娠が難しいのか、高齢につれ妊娠しにくく理由があるのか、詳しくまとめました。パートナーとよく話し合えるよう、よく理解しましょう。

40代での妊娠が難しい3つの理由

  1. 卵子の老化
  2. 子宮の状態が悪くなる
  3. 生理周期の乱れ

1.卵子の老化

40代での妊娠が難しい理由の一つに「卵子の老化」があります。若いころに比べ妊娠可能な良好な卵子を作ることができず、妊娠が難しい老化した卵子ができてしまいます。

卵子の老化が起こる理由

  • 卵子の元となる卵母細胞の数が減っていく。
  • 良好な卵子を成長させる、女性ホルモンの分泌が減少していく。

卵子の元となる卵母細胞は、生まれたときから数は決まっており、年を重ねると共にどんどん数が減っていきます。

年代 卵母細胞数
20代 約30万個
30代 約10万個
40代 約1000個以下

表を見ても、20代と比べかなり数が落ちているのがわかります。卵子の元となる卵母細胞の数が減ると、良好な卵子が作り出される確率も一気に下がっていってしまいます。

さらに高齢になると排卵しない「無排卵月経」が起こりやすくなります。これは更年期でのホルモンの変化によって起こります。そして、排卵できたとしても卵子を成長させるための女性ホルモンが高齢と共に分泌が減少するため、良好な卵子が育たなくなります。

2.子宮の状態が悪くなる

40代になってくると、子宮は高齢とともに老化し質が悪くなっていきます。さらに40代では女性特有の病気にかかりやすくなります。胎児が成長していく子宮の環境が悪いと着床し妊娠できる確率は下がってしまいます。

40代でかかりやすい病気

  • 子宮内膜症などの子宮の病気
  • 卵巣のう腫などの卵巣の病気

子宮内膜症とは、子宮内膜は子宮の外で増えてしまう病気。不妊・痛みは主な症状。

卵巣のう腫とは、子宮内膜ではなく卵巣で出血が起こりチョコレートのう胞と呼ばれる卵巣のう腫ができてしまう病気。

リンク元:日本医科大学付属病院

3.生理周期の乱れ

40代になると、閉経に向け生理周期が短くなったり逆に1か月間生理がこなかったりと、生理周期が乱れてきます。生理周期が乱れると妊娠することが難しくなってきます。

生理周期の乱れで妊娠しにくくなる理由

  • 排卵日を特定することができない。
  • 生理不順で卵巣の機能が低下する。
  • 卵巣の機能が低下すると女性ホルモンが減少する。

妊娠するためには女性の排卵に合わせて射精することは必要です。ですが生理周期が乱れ排卵日を特定できなくなります。そうなると、受精すること自体が難しくなってしまいます。

生理不順で卵巣の機能が低下すると、その影響で卵子を育てるための女性ホルモンが減少してしまいます。

40代での妊娠確率と流産

40代での自然妊娠が難しい理由を説明しましたが、40代での妊娠確率は20代と比べどのくらい違うのか知ることもパートナーとの話し合いの参考になります。

そして妊娠が成功しても流産をしてしまう確率が多いのが、40代で妊娠した方の特徴です。流産についても知っておきましょう。

40代での自然妊娠確率

20代 30~25%
30代 25~18%
40代 5~1%

表で見ると分かるように、年齢を重ねるにつれ妊娠確率が減少しています。さらに40代ではかなり低い一ケタの確率になってしまいます。

40代での流産確率

20代 10%
30代 10~25%
40代 40~50%

40代で妊娠した約半数が流産してしまいます。妊娠確率が低く、さらに流産確率が高い傾向にあります。40代での妊娠は20代と比べ難しいことがわかります。

流産の理由

  • 卵子の質が悪くなり、胎児を成長させられない。
  • 子宮環境が悪くなり、胎児を守ることができない。

上記で40代では卵子の質、子宮環境は悪くなることを説明しました。そうなってしまうと、着床し妊娠したとしてもその後胎児をお腹の中で守り成長させてあげる力が低下してしまい、流産となってしまいます。

40代での妊娠確率を上げられる?

40代の妊娠確率は、20代と比べかなり少ないことがわかりました。20代での妊娠が理想的ですが、仕事が忙しく妊娠する時期を逃してしまったり子供が欲しくなるまでに時間がかかったなど様々な理由があります。

そこで、少しでも40代での妊娠確率を上げる方法についてまとめました。

40代での妊娠確率を上げる2つの方法

  1. 生活を見直し、体調管理をする
  2. 不妊治療を行う

1.体調管理をする

妊娠するためには、質のいい良好な卵子が必要です。質のいい卵子ができると妊娠の確率は上がり、流産の確率は下がります。卵子の元となる卵母細胞は、ホルモン刺激を受け3か月かけ成熟します。

質の良い卵子を育てる体内環境を、妊娠を希望する3か月前から作ることが大切です。

バランスの良い食事を摂る

質の良い卵子を育てる女性ホルモンは、バランスの良い栄養が必要です。ホルモンのバランスが悪くなると生殖機能に問題をきたし妊娠の確率を下げてしまいます。

野菜を中心とし、お菓子や毎日の飲酒などの栄養バランスを崩すようなものは避けましょう。

運動をする

毎日マラソンをするような激しい運動は、しなくてもいいですが週2~3回はウォーキングをする、ヨガをするなどの適度な運動は子宮の筋肉も鍛えることができ、胎児を子宮内で守っていく筋肉にもなります。

さらに運動をすることで血流もよくなります。血流が悪いと子宮への酸素や栄養届きにくくなり、子宮環境は悪化していきます。

十分な睡眠をとる

十分な睡眠をとることも妊娠確率を上げる方法につながります。睡眠ホルモンは弱まった細胞を修復する力があります。午前0時までには就寝し、睡眠ホルモンの分泌を増やしましょう。

十分な睡眠をとれないと睡眠ホルモンの分泌が減少し、良好な卵子を守ることができなくなります。

ストレスをためない

強いストレスと感じていると、血管を収縮させて血流が悪くなっていきます。上記でも説明した通り、血流が悪くなると子宮環境が悪くなり胎児を育てること、守ることができなくなります。

妊娠できない、と悩むこともストレスになります。パートナーと話し合い思いつめないようにしましょう。妊娠が難しいからといってできないわけではありません。しっかり向き合い40代での妊娠に向き合いましょう。

2.不妊治療を行う

40代で妊娠を希望する場合には、1日でもはやく不妊治療をしている病院へ行くことをすすめています。年を重ねるにつれ妊娠確率が下がっていることがわかっているからです。

40代での不妊治療は効果の少ない治療は行わず、効果が期待できる治療から行います。40代で長い不妊治療は身体への負担が増え、少しでも年齢が若い方が妊娠確率が上がるため長い時間をかけることが出来ません。

不妊症とは?

妊娠を望んでいるものが、1年間避妊をせず性交しても妊娠できないことを不妊症といいます。この不妊症を治療していくのが不妊治療になります。20代、30代では効果が低めでも費用がかからない治療法から、ステップアップ式になっていきます。

40代で治療選択されることの多い、効果が期待できる不妊治療の種類について説明します。

40代の不妊治療の種類

  • 体外受精
  • 顕微授精

体外受精とは?

体外受精とは性交により、受精をするのではなく卵子と精子を取り出し卵子に精子を振りかけ、人工的に体外で受精させ、子宮内に戻す治療法です。人工的に受精させるためかなりの確率で受精が可能です。

ですが、子宮内に戻した後はやはり子宮内の環境や卵子の質により着床し妊娠、出産までたどりつくかが決まってきます。

体外受精の成功確率

20代 40%
30代 35~30%
40代 20~5%以下

表を見てもわかるように、自然妊娠と同じく体外受精も年齢に伴い、成功確率が下がっていきます。1日でもはやい治療は必要になってきます。

顕微授精とは?

顕微授精は、体外受精と同じで体外で人工的に受精させ子宮内に戻します。違いは受精させる方法です。顕微授精は直接卵子に精子を中に注入していきます。顕微鏡で見ながら行います。

卵子の受精力が弱い場合でも顕微授精なら、直接注入するため受精がしやすくなります。

顕微授精のデメリット

体外受精に比べ費用が高くなります。良好な受精卵を作るために顕微鏡を使い一つ一つの卵子に精子を注入していくためです。繰り返し顕微鏡での治療が行われるため、体外受精より技術を必要とされる治療です。

40代での出産のリスク

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赤ちゃんへの影響

40代での高齢出産は、赤ちゃんへの影響が出てしまう確率が高くなります。どのような影響が出てくるかまとめました。しっかり理解し出産までのことを考えておきましょう。

赤ちゃんがかかりやすい病気

  • ダウン症
  • 先天異常

ダウン症

40代での高齢出産では、年を重ねたことで質の悪い卵子が出来やすく、卵子が傷つき受精卵が染色体異常を起こすことがあります。両親のどちらかが染色体異常だったという場合もありますがダウン症にならないように予防することはできません。

子供が障害をもって産まれてくることを考えることが必須となってくるのが、40代での出産になります。パートナーと生まれてくる子供についてしっかり話し合っておきましょう。

ダウン症の確率

20代 0.1%
30代 0.3%
40代 1%

20代と比べ40代の出産でダウン症の子が生まれてくる確率は上がってきます。40代で出産するにあたり、心配があれば出生前検査をしてもらいましょう。ですが、検査をしてもらいダウン症とわかったらどうするのか考えなければいけません。

ダウン症だからといって不幸な訳ではありません。可愛い我が子です。パートナーと話し合い納得のいく選択をしましょう。

先天異常

先天異常には様々な種類がありますが、最も多いものが「二分脊椎」と「無脳症」です。脊髄と脳の異常の病気で、発症すると手術を乗り越え健康な生活を送れるようにサポートしていかなければいけません。

これらも、卵子の質の悪いさが影響し先天異常が発症してしまいます。

二分脊椎とは?

人間の頭や身体には、神経組織の脊髄があります。脊髄は骨組織の脊椎に囲まれており、皮膚に覆われています。胎児成長時に、脊髄と皮ふが分かれますがその過程が問題が起こると二分脊椎という神経管奇形を起こします。

二分脊椎の合併症

  • 水頭症
  • てんかん
  • 知能障害

二分脊椎を発症する子供は合併症を起こしやすく、いつくもの病気をもってしまうことがあります。合併症が起こった場合再び、手術やリハビリ、治療が必要となります。

無脳症とは?

神経が発達する神経管に問題や異常か生じ、脳や精髄ができないまま胎児が成長してしまう病気です。75%が死産となってしまいます。出産後も生きていくことは難しい病気です。

無脳症と診断されたら、産むか・産まないかの選択をしなければいけません。出産できたとしても一緒に過ごせるのは短い間となってしまいます。それでもひと目我が子を抱きしめたいと、出産を希望する両親もいます。

1人では抱えきれない問題となってきます。パートナーと高齢出産のリスクについてしっかり話し合いましょう。

母体への影響

40代での出産は赤ちゃんだけでなく、母体にも影響が出てしまう確率が高くなります。無事妊娠することが出来ても、出産時にも危険な状態になることがあります。

母体への影響を理解し、強い気持ちをもって出産に向かいましょう。

妊娠高血圧症候群

妊娠高血圧症候群は妊娠20週~分娩後12週で起こります。どの年代の妊婦さんでも起こりうる病気です。ですが、妊娠高血圧症候群は40代の高齢出産だということが原因の一つとなります。

身体全体の血行が悪くなり、赤ちゃんへの影響も出てくる場合もあります。重症の場合母子ともに危険な状態に陥ってしまうこともあるため注意が必要です。

妊娠高血圧症候群の症状

  • 高血圧
  • 浮腫み
  • 尿淡泊

この3つが主な症状です。高血圧を伴う尿淡泊があると妊娠高血圧症候群と診断されます。浮腫みだけが症状で出ていても、母体や赤ちゃんには問題は起きません。

帝王切開

40代で無事に妊娠し、出産する時がきても思うようにお産が進まないことはあります。40代になると、子宮口が開きにくく陣痛も微弱なことが多いです。自然出産する予定でもなかなか進まず、急きょ帝王切開になることが多くなります。

全ての40代でのお産が帝王切開になるわけではなく、普段からの身体作りや鍛え方にもよっても変わってきます。そして「自然出産」「帝王切開」を選択できます。先生やパートナーと話し合いもしもの場合にも、しっかり身構えておきましょう。

産後の体力消耗

出産はどの年代でも母体は体力を消耗してしまいます。20代と比べ40代では体力にも差があり、産後の回復に時間がかかってしまいます。産後は同時に育児もスタートし、ゆっくり回復を待っていることはできません。

パートナーや両親など力を貸してくれる人に相談しておきましょう。やっと望んでできた我が子をすぐに一生懸命世話をしたい気持ちはわかりますが、一番は健康で元気な母親が必要です。

まとめ

40代での妊娠、出産はいくつが乗り越えていかなければいけない問題があります。愛するパートナーとじっくり話し合いをすることが大切です。妊娠を望むばかりにナーバスになったりストレスをためすぎないように注意してください。

現在では医学も発達しています。病院で一度相談してみると様々な方向から考えることが出来ます。

 - 出産, 妊活