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「幸せホルモン」と呼ばれるオキシトシンとは?食べ物で増やせるの?

      2016/12/25

別名「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれる、オキシトシン。幸せな気持ちや愛情などの感情が、本当にホルモンなんかに左右されるの?と疑問に思ってしまいますよね。

妊娠・出産・育児にも密接に関係するこのホルモンは、実は意識すれば増やすことができるんです!どうすれば増えるの?食べ物から摂取することができるの?などなど、ママに重要なホルモンのオキシトシンについてまとめました。

愛情ホルモンの仕組みは、知っておいて損は無い人体の神秘です。あなたの育児や生活においての「幸せ感情」を、少し理系な視点で見てみましょう!

オキシトシンとは?

オキシトシンとは?

オキシトシン(Oxytocin, OXT)は、視床下部の室傍核と視索上核の神経分泌細胞で合成され、下垂体後葉から分泌されるホルモンであり、9個のアミノ酸からなるペプチドホルモンである。「幸せホルモン」、「愛情ホルモン」とも呼ばれ、ストレスを緩和し幸せな気分をもたらす。

出典元:ウィキペディア

素敵なワードばかり!オキシトシンの別名

オキシトシンにはこんなにたくさんの呼称があります。

オキシトシン別名

  • 幸せホルモン
  • 愛情ホルモン
  • 抱擁ホルモン
  • 絆ホルモン
  • 射乳ホルモン
  • 信頼ホルモン
  • 癒しホルモン

そのほかにも、「抱きしめホルモン」「思いやりホルモン」などと呼ばれることも。かなりポジティブな言葉が使われているのがわかりますね!

どんなときに、どこから出るの?

オキシトシンは、脳下垂体後葉から分泌されます。つまり、頭の中から分泌されるホルモンです。興奮したら出るということで有名なアドレナリンも、ホルモンの一種です。

「心」がホルモンによるものなんて、あまりロマンチックな話ではありませんが、「やる気」や「快感」などの感覚も、体内で分泌されるホルモンがさまざまな臓器や細胞を刺激して生み出すもの。人間も立派な動物のため、感情も生物学的な理由があるのですね。

オキシトシンが分泌されるのは、主にスキンシップを取った時です。恋人・夫婦であればハグやキスや性行為など、子供や赤ちゃんであれば抱っこしたり授乳したりした時など、触れ合いによって増幅するホルモンなのです。

オキシトシンの効果

オキシトシンが分泌されると、体や人間関係にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

カップル・夫婦間

オキシトシンがカップル・夫婦間に与える影響

  • 夫婦・カップル仲が良くなる
  • 愛情を感じる
  • 浮気をしにくくなる
  • 絆が深まる
  • セックスレスの解消 など

母性に強くかかわるホルモンのため、女性だけの物と思われがちですが、男性もオキシトシンを分泌します。男女ともに、性交渉の際(特にオーガズムを感じた時)に最も多くオキシトシンを分泌する傾向にあります。

赤ちゃん・子供

オキシトシンが親子間に与える影響

  • 親と子が互いに愛情を感じる
  • 子が親に対しての信頼を感じる など

赤ちゃんもオキシトシンを分泌します。パパやママなどの大人が子供をしっかり愛して、子供はそれを感じて親を愛することによって、オキシトシンをお互いに高めていくのです。

さらに、子供のころから幸福感をたくさん感じていると、脳がオキシトシンを分泌しやすくなり、大人になってからも幸福感や愛情を感じやすい人間になります。やっぱり愛情は、大人から子供への一番の贈り物なのですね!

社会・人間関係

オキシトシンが対人関係に与える影響

  • 人見知りを改善する
  • 他者に対する優しさが増す
  • 他者に対する警戒心を薄れさせる
  • 社交性が上がる など

社会に出た大人だと、他者に対する警戒心や懐疑心を丸ごとなくしてしまうのは逆に危険ではあるのですが、ぎくしゃく・ギスギスした関係性ばかりだと多大なストレスを感じてしまいます。他人に対する愛情ホルモンも、人間関係の確立にはとても大切なのです。

ストレス軽減

ストレス緩和に役立つオキシトシンの効果

  • ポジティブな感情になる
  • 怒りや疲れを軽減する
  • 痛みを緩和する
  • 過ぎた食欲を抑える など

ストレスを感じた際にもオキシトシンが分泌されます。「幸せホルモン」なのに何故!?と思ってしまいそうですが、これはオキシトシンがストレスを軽減させる効果があるからなのです。

「辛い」と感じたときに身体や精神がダメージを受けたら、脳が逆の感情である「幸せ」ホルモンを分泌し、心の均衡を保とうとします。体と脳の神秘ですね!

出産中にも出る!?オキシトシンと分娩の関係

オキシトシンは、出産中も大活躍しているホルモンです!

出産中のオキシトシンの効果

オキシトシンには筋肉を収縮させる作用があります。お産中に子宮口が全開になってくるころ、体内でオキシトシンが多く分泌され、子宮収縮を促します。

微弱陣痛が続いたりなどしてお産が長引いたときなどに陣痛促進剤が使用されることがありますが、そのオキシトシンは陣痛促進剤としても使われているのです。

分娩中にもオキシトシンを増やそう!

陣痛促進剤にも使われているのなら、自分でもっともっと分泌してしまえばいいのでは?と思いますよね。お産中の痛みに耐えながらそんな余裕はないかもしれませんが、陣痛には波があります。

痛みが引いたときに一息ついて、「頑張れば赤ちゃんに会える!」など、ポジティブなことを考えてみましょう。また、立会出産ならば、旦那さんに手を握ってもらったり、痛む部分をさすってもらったりのスキンシップを取りましょう。

そうすることで幸せを感じることができれば、さらにオキシトシンが分泌され、お産が進んでいきます。

オキシトシンの増やし方

オキシトシンはどうやったらたくさん分泌できるのでしょうか?当り前で些細なことばかりですが、意識して行動すればオキシトシンが増えておのずと幸せな毎日になります!

スキンシップ

オキシトシンを増やすには、何といっても「触れ合い」!

パートナーと

  • 手をつなぐ
  • マッサージなど、心地よく体に触れる
  • 抱き合う
  • キスをする
  • 性交渉をする
  • 楽しく会話をしたり食事したりする など

いわゆる「仲良く過ごす」秘訣のような感じになりますが、当たり前でもとても大切なことです。スキンシップは長く一緒にいると減っていきがちなため、意識したら違和感がありそう…と思うなら、普通に過ごす中で触れ合いを増やすのはどうですか?

「行ってらっしゃい」という時や「ありがとう」という時に肩や手に触れてみたり、目を見て楽しく会話するだけでもいいと思います。日常の中で、パートナーと過ごす幸せを感じられたら、もうオキシトシンは分泌されています♪

子供と

  • 抱っこする
  • 授乳する
  • 食事を与える・一緒に食事をする
  • 一緒に遊ぶ
  • 本を読んだり、語りかける など

これも当たり前でありふれたことではありますが、上記のように子供と接していてもオキシトシンが分泌されます。一緒にいて「可愛い!」「大好き!」という気持ちで幸せになれるのは、そのポジティブな気持ちがオキシトシンを分泌しているからなんですね。

子供も大人にたっぷり愛されると、大人と同様にオキシトシンを分泌します。親からの愛情を感じると、「自分は大切にされている」という自信が生まれ、情緒が安定します。お互いに愛情を与えあっているようで、とっても素敵ですね!

家族や恋人以外でも

  • おしゃべりをする
  • 一緒にお茶や食事をする
  • 映画やコンサートなどを一緒に見る
  • 一緒に買い物に行く など

友人や同僚と一緒に楽しく過ごすこともオキシトシンを増やす方法の一つです。いわゆる「ママ友会」や「会社帰りにちょっと一杯」などで他愛のないおしゃべりをするのも、無意識のうちにオキシトシンを増やしているのです。

また、ペットをなでたりお世話をしたり、エステやマッサージなどで他者に触れられるのもいい方法です。要は、「幸せだなぁ」「楽しいなぁ」と思う気持ちが大切なのです!

「善いこと」をする

人に親切にするという行動も、オキシトシンを増やしています。街中で困っている人に声をかけたり、落し物を届けたり、ごみをひろったりという、些細なことで大丈夫です。

親切にされる人もまた、あなたへの感謝でオキシトシンを分泌しています。他者との触れ合いは、思いやりの心を双方持つことで当然いい関係となりますが、脳の中でこんなことが起こっていたのですね。

オキシトシンは食べ物では増えません

万能ホルモンなオキシトシンですが、手軽に食べ物から摂取できる方法はないのでしょうか?

体内に摂取しても消えてしまう

オキシトシンを毎日の食事に取り入れられる方法があるならとても素敵ですが、残念ながら食べ物からオキシトシンを摂取することはできません。オキシトシンが入っている食べ物を食べても、小腸で分解されて別の物質になってしまうからです。

取れる食べ物はないけど、増える食事法はあります

オキシトシンを摂取できる食べ物がないのは残念ですが、上述したとおり誰かと楽しく食事することによりオキシトシンは増やせます。

家族で一緒に鍋をつついたり、気心の知れたメンバーでわいわいお酒を飲んだり、そんなふうに楽しく過ごせばOKです!また、一人でも、ちょっと奮発して美味しいランチを食べたり、美味しいお菓子を食べたりしたら幸せを感じますよね。楽しい食事は、オキシトシンを増やすとてもいい方法なのです。

まとめ

  • オキシトシンを増やすには、日々の「触れ合い」が大切
  • 食べ物では増やせないが、楽しく食事をすることで増やせる!

日々生活のなかで感じる幸せが、脳内物質に関係していたなんてびっくりですよね。増やす方法はどれも些細でありふれたことかもしれませんが、意識して過ごすだけで自分にも他者にも優しくなれるホルモンが増えるなんて、ちょっと素敵だと思いませんか?

「自分にいいこと」と「人にもいいこと」を頭の片隅にちょっとだけ置いておいて、幸せホルモンがいっぱいの毎日にできればいいですね!

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