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へその緒が赤ちゃんの首に?!「臍帯巻絡」ってなに?原因・死産も?

      2016/12/06

妊娠中や出産時のトラブルの一つとして「臍帯巻絡(さいたいけんらく)」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

臍帯とは赤ちゃんとお母さんを繋いでいる大事なへその緒の事ですが、臍帯巻絡とはこのへその緒に起こる異常の一つです。

「臍帯巻絡」ってなに?確率は?

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臍帯巻絡とは、赤ちゃんとお母さんを繋いでいるへその緒が赤ちゃんに絡み付いてしまっている状態の事を指します。妊婦さんの約3割の方に起こると言われており、エコー検査でも比較的見つけやすいのです。

臍帯巻絡は赤ちゃんの体の様々な部分に起こり、軽度の場合から最悪の場合には死に至ってしまう重度の場合まであります。その中でも、赤ちゃんの首に巻きつく頸部巻絡が約9割近くを占め最も多くなっています。

では、臍帯巻絡が起こる原因は何かあるのでしょうか。また予防は出来るのでしょうか。

臍帯巻絡の原因ってなに?

原因の一つとしてへその緒が長い場合には、絡まってしまう確率が高くなってしまいます。通常へその緒は赤ちゃんの身長より少し長い程度の様ですが、中には1メートル程の長さの場合もあるそうです。

また、その他に原因として考えられるのは赤ちゃんの活発さです。赤ちゃんはお腹の中で羊水の中に浮いており自由に動き回る事ができます。

その為、活発に動き回るとへその緒が絡まりやすいと言われています。

臍帯巻絡は予防できる?

残念ながら臍帯巻絡を予防する事は出来ません。上記でも説明した様に、臍帯巻絡になってしまう主な原因はへその緒の長さと赤ちゃん次第だからです。へその緒の長さは自然に決まりますので、長くなってしまうのは誰にも止められません。

また、お腹の中で活発に動いている赤ちゃんを止める事は出来ませんし、お母さんとしては元気に動きまわってくれている方が嬉しいですよね。

もし、へその緒が巻きついてしまっても直ぐに問題が起こると言うわけではありませんし、誰にでも起こる可能性がありますので、あまり不安になりすぎるのも良くないでしょう。

臍帯巻絡は赤ちゃんにどんな影響を与えるの??

では、臍帯巻絡になってしまった場合、赤ちゃんにはどの様な影響が出るのでしょうか。

臍帯巻絡は事前に予防する事が出来ませんのでお母さんは見守る事しかできませんが、きちんとした知識を身につけておく事で万が一の時でもパニックにならずに済むでしょう。

臍帯巻絡で死産?赤ちゃんに与える4つの影響

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1.中々下の方へ降りてこれない

通常胎盤は子宮の上の方についておりそこにへその緒が繋がっています。へその緒が首や体に巻きついている状態ですとへその緒自体の長さが短くなってしまい、赤ちゃんが骨盤内へ降りてこれなくなってしまいます。

また、赤ちゃんは骨盤内へ入ると旋回して子宮口から娩出されるのですが、へその緒が巻きついている状態ですとこの旋回も上手く行う事が出来なくなってしまうのです。

2.胎児仮死や新生児仮死になる可能性がある

臍帯巻絡で一番多い首に巻きついている場合の状態ですと、お腹の中で動き回り事でさらにきつく巻きついてしまったり、分娩が進むにつれてきつくなってしまう事があり仮死状態になってしまいます。

また、巻きついているへその緒に異常がある場合には、赤ちゃんへ十分な酸素が送られませんので仮死状態になる場合があります。へその緒に異常が起きる事は稀ではなく、何らかの問題を抱えている妊婦さんも多いのです。

へその緒の異常とは!?
  • 臍帯過捻転(へその緒がねじれすぎている状態)
  • 真結節(へその緒に結び目が出来てしまっている状態)
  • 臍帯下垂や臍帯脱出(へその緒が赤ちゃんよりも先に出てきてしまう状態)

参考資料臍帯

3.逆子や横位になりやすくなる

赤ちゃんにへその緒が巻きついてしまいますと、どうしてもへその緒全体の長さが短くなってしまいますので、体の自由が利かなくなり逆子や横向きになってしまう場合が多くなります。

分娩までに骨盤位に戻る場合もありますが、そのまま治らない場合には帝王切開になるでしょう。

4.死産になる場合がある

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頻繁ではありませんが、首に何重にもへその緒が巻きついてしまっている場合には、産道を通る際に首が締め付けられてしまい窒息状態となり死産になる場合があります。

また、きつく巻きついてしまっている場合には、へその緒の中を通っている血管が圧迫されてします。そして十分な酸素や栄養が赤ちゃんへ供給されずに、お腹の中で胎児死亡となってしまう場合もあるのです。

臍帯巻絡があると言われたら、何に気をつけたらいい?

臍帯巻絡は事前に予防したり治療することはできません。しかし、赤ちゃんへ何らかのリスクがあるのであれば、妊娠中にできる事はしておきたいですよね。もし、臍帯巻絡だと診断された場合には以下の点に気をつけておく事をお勧めします。

臍帯巻絡だと診断されたら!?気をつけておきたい2つの事!

1.胎動がちゃんとあるか

赤ちゃんは羊水の中に浮かんでいますので、もし臍帯巻絡になっても殆どの場合は元気に動き回っている事が多いです。しかし何重にも巻きついていたり、絡まり方によっては赤ちゃんへ十分な酸素が送られず元気がなくなってしまう場合もあります。

そのままにしておくと最悪の場合、胎児死亡になってしまう事もありますので、いつもより胎動が少なく元気がないかなと感じたら早めに病院へ行きましょう。

超音波にて赤ちゃんが元気なのかどうかを確認してもらうと、安心でき気持ちにも余裕が持てるのではないでしょうか。

胎動カウントの仕方

一般的には「胎動10カウント法」というのがよく知られています。

お母さんが1日1回静かに横になるか座るかした状態で、胎児がはっきりと10回動くのに何分かかるか(目安としては30分以内)を測定する、というものです。

グラフに測定値を記入し、次回妊婦健診時に担当医に見てもらいます。

引用元:胎動カウント

2.エコーで気になる点はないか

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超音波エコーで臍帯巻絡が見つかった場合でも胎児に異常がない場合には、妊婦さんの不安を煽らない為に伝えないお医者さんもいらっしゃる様です。

しかし、へその緒が赤ちゃんに絡みついている場合はエコーで確認する事が出来ますので、もしエコーをしている間に気なる点があれば遠慮せずに先生に聞きましょう。

また、絡みついたへその緒に異常がないかを見る為に現在では「カラードップラー」という方法で確認する場合もあります。

毎回何気に妊婦健診を受けているかもしれませんが、エコーは様々な問題が分かる場でもありますので、自分自身でも何か気になる点がないかしっかりと見ておきましょう。

カラードップラーとは!?

以前の超音波エコーですと白黒で子宮の中が映し出され、赤ちゃんの大きさを計測したり黒く映る影などで何か異常がないかを判断していました。

しかし、ここ10年ほどで医療器具も進化し、体内の血管を静脈は青、動脈は赤といった様に色をつけて見ることが出来る様になったのです。

そういったおかげで臍帯の中の血管で異常を発見できたり、心臓の中の血管なども詳しく調べることが可能となりました。

参考動画:ドップラーエコー

出産方法は!?帝王切開?それとも経腟分娩も可能なの?

へその緒が赤ちゃんのどこにどの様に巻きついているのかによって変わってきますが、基本的には経腟分娩でも問題なく出産できます

しかし、1回巻きついている場合と2回巻きついている場合では後者の方がやはりリスクが高くなります。その為、赤ちゃんの状態によっては緊急の帝王切開になる可能性もあり、分娩時には注意が必要となります。

まとめ

赤ちゃんとお母さんを繋いでいるへその緒が絡みついてしまう「臍帯巻絡」という症状ですが、あまり珍しいものではなく大きな問題になる事は滅多にありません。

ですので、もし臍帯巻絡だと診断されたとしてもあまり不安になりすぎないようにしましょう。

臍帯巻絡は予防したり治療したする事が出来ませんが、普段から胎動を気にしたり妊婦健診でのエコーを注意して見る事で最悪の事態を防ぐ事ができるでしょう。

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