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9~10ヶ月健診の目的や内容は?再検査になった時にできることなどもお伝えします

      2017/01/25

赤ちゃんが9~10ヶ月頃になると、職場復帰を考えるママがいたり、定期的に乳児相談や小児科で赤ちゃんを見てもらうママがいたりします。また、赤ちゃんの個人差が大きい時期でもあるので、定期健診は絶対受けないと行けないのか?と考えるママは多いです。

そこで、この記事は9~10ヶ月健診は何のためにあるのか、何を診られるのかを紹介します。また、9~10ヶ月健診をスムーズに受ける為に事前に確認することや、健診で引っかかった場合にママができることもお伝えします。

9~10ヶ月健診の理解を深め、ぜひ定期健診を有効活用しましょう!

9~10ヶ月健診は何のためにあるの?

9~10ヶ月健診は本当に受けた方が良いのでしょうか?そこで、9~10ヶ月健診の目的や受けるべきかについて、以下にまとめました。

9~10ヶ月健診の目的は?

9~10ヶ月健診の主な目的は、以下の点が挙げられています。

9~10ヶ月健診の主な目的

  • 病気の早期発見
  • 身体面の発育確認
  • 運動面、精神面の発達確認
  • 乳歯がどのくらい生えているかの確認
  • 予防接種は順調に接種しているかの確認
  • 離乳食は順調に進んでいるかの確認

9~10ヶ月健診の目的は多岐に渡ります。また、9~10ヶ月頃の赤ちゃんは個人差が大きくなり、自分の子どもが順調に成長しているのか判断がつきにくい状況です。

したがって、専門家に赤ちゃんを見てもらい、順調に成長しているか確認する必要があるのです。

9~10ヶ月健診を行わない自治体も

母子健康法は第十二条と第十三条で定期健診について、次のように定めています。

第十二条 市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。

一  満一歳六か月を超え満二歳に達しない幼児

二  満三歳を超え満四歳に達しない幼児

第十三条 前条の健康診査のほか、市町村は、必要に応じ、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、健康診査を行い、又は健康診査を受けることを勧奨しなければならない。

引用元:母子健康法より

第12条によると、法律で定期健診が義務付けられているのは1歳半3歳です。したがって、自治体によっては9~10ヶ月健診を行わない場合があります。

9~10ヶ月健診は受けなくてはダメ?

9~10ヶ月の赤ちゃんは個人差が大きいし、自治体によっては9~10ヶ月健診をしていない所もあるのだから、健診を受けなくても良いのでは?と考えるママがいます。しかし、自治体が9~10ヶ月健診を行っているのに受けない場合、以下のことが起こる場合があります。

自治体の行う9~10ヶ月健診を受けなかったら

  • 定期健診を受けるまで電話がかかってくる。
  • 家庭訪問される。
  • 虐待を疑われる。
  • 児童手当の不正受給を疑われる。

かかりつけの病院で定期的に子どもの様子を診てもらっていたとしても、病院と自治体は情報共有していない場合が多く、自治体に子どもの情報が伝わりません。したがって、自治体は定期健診で子どもの状態を把握しようとします

ママや赤ちゃんにとって健診を必要と感じない場合でも、自治体が行う場合は健診を受けましょう。9~10ヶ月健診をスムーズに受けるためにできることはあるでしょうか?次は、9~10ヶ月健診を受ける前に確認しておくことを紹介します。

9~10ヶ月健診を受ける前に3つのことを確認しておこう!

9~10ヶ月健診を受ける前に、以下のことを確認しておきましょう。事前に準備しておくことで、スムーズに健診を進めることができますよ。

1.普段の赤ちゃんの様子

9~10ヶ月健診では問診で、主に以下のことが聞かれやすいです。

問診で聞かれること

  • ハイハイの状態、様子
  • つかまり立ちの状態、様子
  • 指先を使って物をつまめるか
  • あとおいをするか
  • 人見知りをするか
  • 一人遊びをするか
  • おしゃべりするか
  • 動作や言葉のまねをするか
  • 離乳食
  • 生活リズム

ハイハイやつかまり立ち、物をつまめるかのチェックは健診の時にも行います。しかし家ではできているのに、健診時は場所見知りや人見知りで、できない場合があります。

家ではできていることを伝えると「できている」と判断してもらえますから、普段の赤ちゃんの様子をしっかり確認しておくことが大事です。

2.質問内容

9~10ヶ月健診では、発達や育児などの悩みについて相談できる時間があります。しかし、赤ちゃんにとって長時間の健診は苦痛に感じる場合があります。したがって、聞きたいことを事前にまとめておきましょう。

質問内容をまとめる時のポイント

  • を聞くのか決めておく。
  • 質問の数は1人に対して1~2個に押さえる。
  • これだけは聞きたい!というものには目立つようにチェックをつけておく。

集団の定期健診の場合、小児科医、歯科衛生士、栄養士、保健師の方たちが揃っていることが多いです。小児科医には体で気になること、歯科衛生士には歯のこと、栄養士には離乳食のこと、といった感じで誰に何を聞くのか確認しておくと、スムーズに相談できますよ。

気になることは全部解決したいですが、赤ちゃんは質問している間じっとすることに我慢できない可能性があります。赤ちゃんがぐずってしまうと、ママも相談に乗ってくれる人も落ち着いて話せません。

したがって、質問は1人に対して1~2個に絞り、さらにこれだけは聞きたい!というものには☆マーク◎マークをつけておくと、待ち時間に確認して相談しやすくなりますよ。

3.定期健診に持っていくもの

定期健診のお知らせには、主に以下のものを持ってくるように書かれています。

9~10ヶ月健診で持っていくもの

  • 問診票
  • 母子手帳
  • オムツ
  • ミルク
  • 着替え など

しかし、実際に9~10ヶ月健診を受けたママは上記に加えて以下の物も持っていってました。

9~10ヶ月健診の時にあったら良いもの

  • お気に入りのおもちゃ
  • お昼寝用のタオルやブランケット
  • 授乳ケープ
  • おやつ など

9~10ヶ月健診ではいろいろなことを診ますから、時間がかかります。赤ちゃんが飽きてぐずらないように、おもちゃを持っていくママが多かったです。また、時間によっては眠くなる赤ちゃんもいます。荷物になりますが、お昼寝用のタオルなどを持っていくと安心です。

他にも集団健診の場合、授乳スペースがあまり区切られていない場合や、もともとは授乳室ではない部屋が授乳室としてあてがわれている場合があります。授乳ケープも持っていくと、周りの人を気にせずに赤ちゃんがぐずった時にすぐ授乳しやすいので安心ですよ。

また、ママによっては赤ちゃんにおやつをあげている方もいます。ただし、場所によっては飲食が禁止されている場合もありますので、気を付けましょう。

9~10ヶ月健診では、具体的に何を診られるのでしょうか?次は、身体面でチェックされる4つの項目を紹介します。

9~10ヶ月健診で診られる4つのこと(身体面)

9~10ヶ月健診では具体的には何を診られるのでしょうか?まずは身体面に関するチェック項目を紹介しますね。

1.身体測定

身体測定では、以下を測定します。

身体測定で測る箇所

  • 身長
  • 体重
  • 頭囲
  • 胸囲

9~10ヶ月頃の赤ちゃんは、背中や足をまっすぐに伸ばせるようになります。また、頭囲はおすわりした状態で測ることができます。したがって、身長や頭囲を正確に測りやすくなります。

しかし、人見知りや場所見知りをする赤ちゃんは身体測定の時に、泣いて暴れてしまう可能性があります。よって正確な数値を知りたい場合は、家で機嫌の良い時に測っておくと良いですね。

2.聴診

聴診では以下の音を診ます。

聴診で診る箇所

  • 心臓

先生は、異常な音が聞こえるかどうかを確認します。赤ちゃんが泣いて暴れるようなら、ママが抱っこして落ち着かせてあげると良いですね。

3.触診

触診では、以下の箇所を診ます。

触診で診る箇所

  • 頭部
  • お腹

大泉門の閉じ具合を確認するために、頭部を診ます。また、お腹腫れがないかを確認します。

4.視診

視診では以下の箇所を診ます。

視診で診る箇所

  • 皮膚

目の動き視力を確認したり、口の中を診て病気はないか、乳歯の生え具合などを確認したりします。また、湿疹などの肌トラブルがないか確認します。

9~10ヶ月健診では、発達面の確認もします。どのようなことを確認するのか、次で紹介しますね。

9~10ヶ月健診で診られる5つのこと(発達面)

9~10ヶ月健診では、発達度合いも確認されます。具体的にどの発達を診られるのか、主な項目を以下にまとめました。

1.ハイハイ

ハイハイはできるかどうかではなく、ハイハイの姿勢を診ます。ハイハイの姿勢を通して、先生は以下の発達を確認します。

ハイハイの姿勢からわかる発達

  • 背中
  • 手足

ハイハイで診ているのは、赤ちゃんの運動機能がどこまで発達しているかです。また、ハイハイは赤ちゃんの発達で必ず通る道ではありません。したがって、ハイハイができるかは問題視されません。

2.つかまり立ち

つかまり立ちでは、以下の発達を診ます。

つかまり立ちからわかる発達

  • 体のバランス
  • 足の筋肉

つかまり立ちに関しても、一人でつかまり立ちできなくても問題ありません。つかまり立ちで診られるのは、立つのに必要な体のバランスと足の筋肉です

3.パラシュート反応

9~10ヶ月健診では、パラシュート反応と呼ばれる反射神経を診ます。

パラシュート反応の確認の仕方

  1. 赤ちゃんを両脇で支えて抱き上げる。
  2. 赤ちゃんを頭から落ちるような形で前に傾ける。
  3. 赤ちゃんが両腕を前に出して体を支えようとするか確認する。

パラシュート反応があるということは、体に立っちや歩く準備が整っていることを示します。

4.指で物をつまめるか

指先まで神経が発達しているか確認する為に、物をつまむ動作をさせます。確認されるポイントは以下の点です。

物をつまむ動作で確認するポイント

  • 手ではなく指先を使っているか
  • おはじき小さな積み木くらいの大きさの物をつまめるか

赤ちゃんは機嫌が良くて集中している場合でないと、つまむ動作をしない可能性があります。健診の時に物をつままなかったら、家での様子を伝えましょう。

5.動作のまねをするか

精神面の発達を確認する為に、問診で動作のまねやママやパパの言葉のまねをするか聞かれます。動作のまねや言葉のまねは、赤ちゃんの個人差が大きい項目で9~10ヶ月ではまねをしない子も多いです。

したがって、まねをしない場合はそのことを正直に伝え、気になる場合はアドバイスを求めましょう。精神面の発達に関しては、どんな喃語を話すか、一人遊びを機嫌よくしているかなども聞かれ、総合的に判断されます。

しかし、できていない項目や基準を満たさない項目が複数ある場合、再検査を伝えられることがあります。再検査を言われたらどのように対処すればよいか、最後に確認しましょう。

9~10ヶ月健診で引っかかった時にママができる3つのこと

9~10ヶ月健診で再検査を伝えられた時に、ママができることは以下の通りです。

1.不安になり過ぎない

再検査と言われて不安にならないママはいません。しかし、ママの不安や焦りは赤ちゃんに伝わります。そこで、以下のことを覚えておきましょう。不安の軽減に役立ちますよ。

再検査と言われたら

  • 万が一に備えて基準が厳しめに設定されている為、実際は問題のないことが多い。
  • 発達遅延は、早期発見早期対処で取り返せる。
  • 自治体の健診で再検査と言われた場合、再検査も無料で受けられる。
  • 再検査を受けたほうが、子どもの正確な成長を定期的に知ることができる。

疾病や障害、発達遅延は、早期の適切な対処で改善される場合があります。その為、医師や保健師は厳しめにチェックすることがあります。したがって、必ずしも「再検査=何か問題がある」とは限りません

また、再検査は必ずしもデメリットではありません。再検査の時までに出てきた育児の悩みや問題を、解決することができます。また、9~10ヶ月健診の次は1歳半健診を行う自治体が多いです。

したがって、再検査を受けた方が定期的に赤ちゃんの正確な成長を確認できますよ。

2.セカンドオピニオンを受ける

先生や保健師によって判断が異なる場合があります。赤ちゃんの1番の理解者はママです。したがって再検査に疑問を感じれば、他の信頼できる先生や保健師に相談してみましょう

3.いろいろな刺激を与えてみる

普段と違うことをすると、赤ちゃんは急に成長する場合があります。定期健診では専門家のアドバイスを受けられますから、アドバイスに沿って赤ちゃんにいろいろな刺激を与えてみましょう。例えば、以下のことができます。

赤ちゃんの成長を促す為にできること

  • 体重が増えない場合…フォローアップミルクを飲ませる。栄養価の高い食材を与える。 など
  • 発達面で遅れがみられる場合…いろんな赤ちゃんと交流する。外に出る機会を増やす。赤ちゃんと遊ぶ時間を増やす。 など

赤ちゃんによって合う合わないがありますから、新しい食材を試す時は小児科の開いている時間にスプーン1杯程度を与えましょう。赤ちゃんの性格によっては、すぐに成果が表れない場合があります。したがって、すぐに成長しなくても焦る必要はありませんよ。

まとめ

9~10ヶ月健診は、身体面や精神面の発達、離乳食や予防接種の進み具合を確認する為に行われます。9~10ヶ月健診を実施しない自治体もありますが、実施している場合は受けた方が良いですよ。

また、ハイハイや物をつまむかなど赤ちゃんの普段の様子を確認しておき、定期健診の時に伝えましょう。再検査になっても過度に心配する必要はありませんよ。9~10ヶ月健診が赤ちゃんの役に立つものとなるよう活用しましょう。

 

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