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赤ちゃんが発達障害であるか特徴で分かる??早期発見・早期療育がとても重要!

   

他の子と比べて発達の遅れが気になる・・・育てにくさを感じる・・・うちの子、何か障害があるのでは・・・?そんな育児の悩みを抱えている方いませんか?

最近テレビなどでもよく聞く言葉となった「発達障害」。もしかしてうちの子も?と疑い始めると、心配でキリがないですよね。私の息子は4歳の時に「発達障害」と診断を受けました。

赤ちゃんのときから育てていて感じる、他の子とは違うという違和感。そんな育児経験を元に、発達障害とはどのような障害であるかの正しい知識と、0歳〜2歳の赤ちゃん時期に表れる特徴についてまとめました。

発達障害とは?

ニュースやテレビ番組でも時々聞く言葉である「発達障害」。どのような障害であるか知っていますか?

発達障害の種類は3種類

発達障害とひと言で言っても、その種類と症状には3つのタイプがあることをご存じでしたか?下の図を見てください。

画像出典元:http://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html

発達障害の種類
  1. 広汎性発達障害(PDD)
  2. 注意欠陥多動性障害(AD/HD)
  3. 学習障害(LD)

これらの3つのタイプの総称を「発達障害」と呼びます。

「発達障害」とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。

引用元:http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/001.htm

発達障害と診断された場合、これらの3つのタイプのどれかに当てはまるというのではなく、2つ以上のタイプを併発している場合もあります。知的な面での遅れがある、知的障害を伴うこともあります。

1.広汎性発達障害

広汎性発達障害には、次のような特徴があります。

・コミュニケションの障害

ことばの発達の遅れや、相手と目が合わせられないことなどによる、コミュニケーションの難しさを感じることがあります。ことばの意図を理解しづらいという特徴もあります。

・対人関係や社会性の障害

社会的なルールを理解することや周囲への無関心さから、極度に人見知りをして一緒に遊べなかったり、一方的な関わり方をしたりすることがあります。

・強いこだわり、興味の限定

決まった行動や習慣に強くこだわったり、興味のあることが限定されることがあります。手をひらひらさせたり、体を揺らしたりなど、同じことを何度も繰り返すという常同行動も見られます。

先述の図の中の「自閉症」と「アスペルガー症候群」はどちらも上記のような特徴があります。この2つの違いは「ことばの遅れの有無」。基本的に、アスペルガー症候群はことばの遅れはありません

2.注意欠陥多動性障害

注意欠陥多動性障害は、以下の「不注意」「多動性」「衝動性」の3つの症状に分類されます。通常発達児にも見られる症状ですが、以下の症状が日常生活に支障をきたす程度であれば、障害を疑われるでしょう。

・不注意

忘れっぽい、ぼーっとしている、なくしものが多いなどの集中力が散漫した症状を「不注意」と言います。片づけられない、集団行動についていけないなどの症状が見られます。

・多動性

落ち着きがなく、無意識に体や口が動く症状のことを「多動性」と言います。よく動き回る、おしゃべりが止まらないなどの症状が見られます。

・衝動性

思いついたことを衝動的に行動してしまう症状を「衝動性」と言います。よく考えず行動してしまい、周囲に迷惑をかけてしまうことがあります。

3.学習障害

日常生活を送る中で知的な遅れは感じられないけれども、「読む」「書く」「計算する」などを極端に苦手とする症状を学習障害と言います。他の発達障害よりも診断が遅く、就学前後に診断されることが多い障害です。

発達障害のある子どもの割合は6.5%

疫学調査では、文部科学省が2012年に実施した全国調査の結果で、教室での指導で何らかの困難を伴う子どもさん(発達障害の可能性のある子どもさん)の割合は、6.5%でした。

引用元:http://sawada-mental-clinic.com/子どもの発達障害/

発達障害と診断されてはいないけれども、発達障害の可能性のある子どもを含めると割合は6.5%。教室に30人子どもがいれば、1人か2人は発達障害の可能性があるということです。

意外と身近な障害であることが分かっていただけたでしょうか。

原因はまだ特定されていない

そんな発達障害の原因ですが、実はまだ何が原因であるのかは特定はされていません。しかし次のことは明らかになっています。

何らかの生まれつきの脳障害

発達障害は、何らかの生まれつきの脳機能の障害です。先天的な脳障害で、それには持って生まれた遺伝的要素も関連している場合が多いと言われています。

親の育て方のせいではない

かつては親の愛情不足、しつけの仕方が悪いなどが原因と言われたこともありましたが、関係はありません。原因ははっきりはしていないものの、先天的なものですので、生まれた後の育て方に原因があるわけではありません

発達障害の原因は、脳機能(認知)の障害です。
親の育て方やしつけが原因でもなく、精神疾患でもありません。

引用元:http://donguri-clinic.com/developmental_disorder.html

赤ちゃんの時に特徴は分かる?

生まれつきの障害であれば、0歳~2歳の乳児期に発達障害であるかどうかは分かるのでしょうか。分かるとすれば、障害を持つ赤ちゃんにはどんな特徴があるのでしょうか。

0~2歳では分かりにくい

発達障害は0~2歳では発見されにくいです。もちろん見た目にも分かりませんし、発達障害のある赤ちゃんでも2歳頃までは、通常発達の赤ちゃんと変わらず成長することがほとんどだからです。

集団生活を送り始める3歳頃になると、特徴が目立ち始めることが多いでしょう。しかし、子どもによっては次のような特徴が乳児期から見られることがあります。

乳児期に現れやすい特徴

0歳から2歳の赤ちゃんにも見られやすい特徴は次のようなものです。

目が合いにくい

通常発達の赤ちゃんなら、生後3ヵ月頃から人の目を食い入るように見るようになる子が多いですが、目が合いにくい、合っているのか分からないという特徴を持つ子もいます。

発達障害の長男は話しかければこちらの方は向きますが、目を見ているのか、それとも私の後ろの風景を見ているのかよく分からず、いつもボーっとした表情をしていたのが心配でした。

後追い、人見知りしない

発達障害の赤ちゃん、特に広汎性発達障害の赤ちゃんは周囲へ関心が薄いという特徴があり、自分のお世話をしてくれる人が誰であっても平気という子もいます。

そのため、生後半年以降の通常発達の赤ちゃんに見られる、後追い、人見知りといった行動が見られない場合があります。

あまり泣かない

また、あまり泣かず、手のかからない赤ちゃんであることも発達障害のある赤ちゃんの特徴です。あやしても笑うことが少ないのも特徴として現れます。

触られるのを嫌がる

また、肌の感覚が過敏で触られることを嫌がり、抱っこをすると泣く赤ちゃんもいます。抱っこしていても反り返る、抱っこがしっくりこないことも。

睡眠障害

発達障害の赤ちゃんには、睡眠障害を抱える子も。生活リズムが身に付きにくかったり、さまざまな感覚が過敏で寝られなかったりなどが原因です。長男もぐっすり寝られるようになったのは5歳の時。それまでは一晩中泣き叫ぶ日もありました。

逆によく寝すぎる過眠の症状が現れる子もいます。おむつが濡れても、お腹がすいても泣いて知らせようとしないため、よく寝るのです。

呼びかけに反応しない

名前を呼びかけても、それに反応しないという特徴も見られます。自分の好きなものにしか興味が向かないというだけでなく、自分の名前を自分のことだと認知するのが遅いという特徴があります。

指差しをしない

自分が欲しいものを指差して、誰かに伝えようとする。そのような行動を発達障害のある赤ちゃんはしないことが多いです。周囲の関心を引いて、欲求を伝えようとしない、うまく伝えられないという特徴から指差しをしないことがあります。

ことばの発達の遅れ

ことばの発達が遅れるという特徴もあります。通常発達の赤ちゃんは、1歳を過ぎた頃から意味のある言葉を話すようになりますが、発達障害の赤ちゃんはいつまでも喃語であったり、意味のある言葉が出ない、少ないという特徴があります。

しかし、これらのような症状があれば、必ず発達障害であるというわけではありません

もし発達障害を疑い始めたら

乳児期に上のような症状が見られたら、心配になりますよね。発達障害を疑い始めたら、できるだけ早めに解決することがおすすめです。

もし、その時点で発達障害と診断が難しくても、相談することで楽になることがありますし、育児に対してアドバイスがもらえることも。どのようなところに相談するとよいのでしょうか。

検診をしっかり受けよう

乳児期にも検診は定期的にありますね。特に発達障害のうち、広汎性発達障害や注意欠陥多動性障害が発見されやすいのは1歳6ヵ月児検診3歳児検診学習障害は就学前検診で発見されやすいです。

その検診をしっかり受け、心配な点があればその場で相談することがおすすめ。アドバイスがもらえたり、専門機関を紹介してもらえたりしますよ。

相談はどこですればいい?

検診の時は気になるところがなかったけれど、最近気になる・・・検診が近々ない・・・という場合は以下のところに相談してみましょう。

電話相談を行っているところもありますので、気軽に相談してみましょう。話しづらい場合は、まずはかかりつけの小児科の先生に相談してみるのもいいですよ。専門医を紹介してくれる場合もあります。

早期発見・早期療育の重要性

このような発達障害は、早期発見と早期療育が重要です。発達障害を抱える子どもは、大きくなればなるほど、何かしら生活に困難を抱えることが増えるからです。

また、療育ができる機関は地域で限られていますので、早いうちに療育を希望しないと、待ち期間が長く受けられないという地域も少なくありません。

その子に合わせた支援を

発達障害は「病気」ではないので、特性が治ることはありません。しかし、早くに発見し療育を受けることにより、その困難のある特性を減らすことはできます。

また、早めに適切な専門機関へ相談、受診することで、親や学校などの先生も、その子に合わせた育て方や支援の仕方が学べます。適切に支援をすることで、子ども自身も周りの人も過ごしやすくなることが増えるでしょう。

療育の主な内容

  • 身辺自立のための個人訓練(着替え、トイトレ、食事など)
  • 言語聴覚療法(ことばの発達に関して)、作業療法(手先の使い方など)、理学療法(体の使い方など)の個人訓練
  • 小さな集団生活を経験する集団訓練
  • 家族へ向けての育児アドバイス、支援アドバイスなど

訓練と言っても固いものではなく、楽しく遊びながら体の使い方を学んだだり、社会的なルールを学んだりします。また、家族に向けてのアドバイスや相談の時間がある場合もあります。

結果的に発達障害でなかったという場合も、成長に役立つ内容が多いです。療育を受けたことによって、将来子どもの進学や就職で不利になるのでは?と心配される方も多いですが、マイナスになることはありません

二次障害を防ごう

障害の可能性が見過ごされることによって「二次障害」が起こることもあります。遅れのあることばの発達がさらに遅れたり、自分に自信が持てず、うつ状態になったりする子どももいます。

それを予防するためにも早期発見、早期療育はとても重要です。

まとめ

発達障害であるかどうかは、赤ちゃん時代には分かりにくい障害です。しかし、より早く発見することが、症状の改善や子ども自身の成長につながりますので、気になる症状等あれば相談、受診するのをおすすめします。

「障害は個性である」と言われますが、発達障害の子どもを育てていて思うのは、そう簡単に個性として割り切れる育児ではありません。しかし、その子に合わせた育て方をすれば、子どもも親も過ごしやすくなります

視力が低い子に度の合う眼鏡を買ってあげるように、苦手とすることや困っていることに適切な支援をしてあげることが大切。そのためには発達障害に関して正しい知識を身に着け、子どもの特徴をよく観察し、早期発見を心がけましょう。

 

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