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夏に子供の間で流行るアデノウイルス!症状は?潜伏期間は?治療法は?

      2016/12/15

アデノウイルスというウイルスをご存知ですか。アデノウイルスは分からないという人でも、夏場に学校や幼稚園、保育園で流行りやすい「プール熱」という名前なら聞いたことがある人は多いかもしれません。

プール熱とはアデノウイルスの中でもよく見られる症状で、咽頭結膜熱が正式名称になります。夏のプールの時期に流行ることからプール熱と呼ばれています。ではアデノウイルスとは、一体どんなウイルスなのでしょうか。症状は?潜伏期間は?治療法は?アデノウイルスについて詳しくご紹介します。

アデノウイルスとは?

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画像出典元:https://pdbj.org/mom/132

アデノウイルスとは、風邪の症状を引き起こすとされているウイルスの一種です。ウイルスの型は現在51種類あり、それぞれ異なる性質を持っているため感染する型によって症状が異なることが特徴です。

乳幼児は重症化しやすい?

子供独自の病気というわけではなく、大人も子供もアデノウイルスに感染します。ただし、乳幼児は抵抗力が弱く、大人よりも症状も重くなりがちです。また、幼稚園、保育園、学校など、集団で同じ場所にいて同じことをやる機会が多い子供は感染しやすくなります。

重症化してしまうと肺炎、脳症などの合併症を引き起こす可能性があります。高熱が続く、嘔吐を繰り返すなどの症状が見られる場合は直ちに病院へ行きましょう。

アデノウイルスの3つの主な症状

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画像出典元:http://sickchild-care.jp/point/1538/

アデノウイルスには代表的な3つの症状があります。咽頭炎、結膜炎、高熱の3つで、これらの症状をアデノウイルス3型が原因の咽頭結膜熱といいます。感染したからといって全ての症状が出るわけではありません。ひとつだけの場合もあれば、全ての症状が重なる場合もあります。症状の出方や程度はそのときによって変わります。

咽頭結膜熱は夏に流行することが多く、プールで感染しやすいことからプール熱とも言われています。しかしプールに入らなくても感染しますし、夏以外でも1年中感染の可能性があります。3つの主な症状を詳しく解説していきます。

1.咽頭炎

喉の腫れや痛みが主な症状になります。痛みが強くて飲食するのも辛い状態になる場合もあります。痛みがなくなるまで約1週間ほどかかると言われています。喉の炎症をおさえる抗炎症剤を使用して治療にあたります。

2.結膜炎

目やにや目の充血が現れます。軽症で済む場合もありますが、目が開けられないほどの症状が出る場合もあります。治るまでに1週間〜10日間ほどかかり、点眼薬によって治療します。

3.高熱

38度〜40度ほどの高熱が出ます。通常の風邪の熱であれは1、2日で解熱する場合が多いですが、アデノウイルスによる熱は4〜5日ほど高熱が続きます。必要であれば解熱剤を使用します。

他の症状

アデノウイルスに感染した場合、この3つの症状以外にも下記のような症状が出る場合があります。

アデノウイルス感染で出る可能性のある症状

  • 鼻水
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 関節痛

アデノウイルスの潜伏期間と3つの感染経路

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潜伏期間

潜伏期間は5〜7日くらいと言われています。潜伏期間中は症状が外にでません。そのため感染したことに気付かずいつも通りに生活をしている場合が多く、いつのまにか周囲の人に移してしまって感染が拡大してしまいます。

3つの感染経路

アデノウイルスは感染力が非常に強く、ものに付着した場合でも10日以上感染力を持つと言われています。主な感染経路は下記のようなものになります。

1.飛沫感染

感染者のくしゃみや咳によって空気中にウイルスがまき散り、そのウイルスを吸い込むことで感染します。

2.接触感染

感染者の皮膚や使用したものに触ることで感染します。例えば、感染者と同じタオルを使ったり、同じお風呂やプールに入ったりするだけでも感染する可能性があります。

潜伏期間中に知らずに学校のプールに入ってしまい、感染が拡大する場合があります。そのため集団でプールに入る機会が多い夏場に流行することが多く、咽頭結膜熱が別名プール熱とも呼ばれる所以です。

3.糞口感染

汚染されている食べ物や感染者の便を触った手を介して感染します。赤ちゃんのオムツ替えの後などは注意が必要です。

アデノウイルスの治療法

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基本的には対症療法

アデノウイルスへの特効薬はありません。それぞれの症状を軽減するための治療である対症療法を行うことになります。喉や目の炎症なら抗生物質を服用したり、高熱なら解熱剤を使用します。その他、免疫力低下による二次感染を防ぐために抗生物質が処方される場合もあります。

ホームケア方法

対症療法を行いながら自宅で安静にして自然治癒を待ちます。家族への感染拡大を防ぐ意味でもホームケアを行うことは重要です。

脱水に注意して小まめに水分をあげる

発熱や嘔吐の症状があるときや食欲がないときは、脱水になりやすくなります。脱水にならないようにいつもよりも小まめに水分を与えるようにしましょう。飲み物はお茶やスポーツドリンクなどのイオン飲料、経口補水液などがおすすめです。冷たいものは胃腸を刺激するので常温のものがよいです。一度に飲ませず、少量ずつ飲ますようにしましょう。

汗をかいたら小まめに着替えさせる

熱が出ると汗をたくさんかきます。汗をかいたままだと体が冷えてしまうので、小まめに汗を拭いて着替えさせるようにしましょう。よく寝ていて起こすのが可哀想なときは、背中にタオルやガーゼタオルを入れておいて汗をかいたら抜き取るようにすると便利です。

目やには濡れたガーゼで丁寧に拭き取る

結膜炎になると目やにが出るので、濡れたガーゼで優しく丁寧に拭き取り、清潔に気を付けましょう。ゴシゴシ拭くと目を痛めてしまう可能性があります。

食欲があれば、うどんやおかゆなど消化のよいものを与える

食欲がある場合は、うどんやおかゆのような消化のよいものを与えるようにしましょう。いくら食欲があっても脂っこいものなどは避けた方がよいでしょう。

食欲がない場合は無理に食べさせる必要はありません。水分さえきちんと摂れていれば数日間食べなくても大丈夫です。しかし水分すら受け付けなくなった場合、すぐ受診するようにしましょう

手洗い、うがいを徹底する

ウイルス感染拡大防止に一番効果的なのは手洗い、うがいです。感染者も感染者の周りの人も手洗い、うがいを徹底しましょう。

感染者が触ったものは消毒する

アデノウイルスは多くの消毒剤に対して高い抵抗性を持ちます。有効な消毒剤は、消毒用エタノールや次亜塩酸ナトリウムがあります。ドアノブやおもちゃなど感染者が触ったものは消毒するようにしましょう。

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使用済みのおむつを適切に処理する

使用済みのおむつはビニール袋に入れてしっかり縛ってから処理をします。おむつを替えたときの手にウイルスが付いている可能性があるので、おむつ交換をした後は石鹸でよく手を洗い、うがいもするようにしましょう。

登園、登校は可能?

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完治までかかる日数

症状が治まるまで1〜2週間ほどかかります。その後一見完治したように見えますが、2週間〜1ヶ月ほどはウイルスを排出し続けると言われています。症状が治まったからといって注意を怠ってはいけません。

登園、登校について

アデノウイルスによって発症する咽頭結膜熱は、文部科学省が学校伝染病として定めている第二種伝染病に指定されています。そのためアデノウイルスと診断された場合は学校、幼稚園、保育園に行くことは出来ず出席停止となります。

出席停止が解除される目安は、主要な症状が治まってから2日後となっています。ただし、症状が治まってもまだウイルスは排出されるため、マスクを着用する、手洗いを小まめにするなどの注意が必要です。

アデノウイルスの予防方法

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手洗いうがいの徹底

全ての感染症への予防の基本といえますが、とにかくよく手を洗ってうがいをすることが大切です。

手洗い方法

  1. 手を流水で濡らす
  2. 石鹸を手の平と手の平をする合わせてよく泡立てる
  3. 手の甲をもう片方の手の平でもみ洗う(両手とも行う)
  4. 指を組んで指の間をもみ洗う
  5. 指先をもう片方の手の平でもみ洗う(両手)
  6. 手首をもみ洗う(両手)
  7. 流水でよくすすぐ
  8. タオルなどでよく水気を拭き取る

感染者とタオルなどを共有しない

感染者からの接触感染を避けるため、タオルなどの共有はやめましょう。家族でタオルを共有している場合は多いですが、各自専用のタオルを持つ歩くなどすると安心です。入浴でも移る可能性があるので、感染者の入浴は最後にする、入ったらお湯を抜くなどをする必要があります。

まとめ

アデノウイルスは潜伏期間が長くて感染力が強いため、ひとりが感染すると家族中、クラス中に流行する可能性があります。移さないため、移らないためにも手洗いうがいを徹底することが一番大切です。出来る限り感染拡大を防ぐ努力をしましょう。

 - 病気, 育児