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熱性けいれんの症状とは?後遺症は残る?知っておくべき原因と予防策

   

熱性けいれんという言葉は良く耳にするけど、実際の時症状ってどんな感じ?乳幼児期のお子さんを育てていると不安になりますよね。

熱性けいれんとは、急激に体温が上がる24時間以内に多く発症し、そのほとんどが数分で治まる疾患の事です。発症率は10人に1人と割と多いと言われています。

お子さんが熱を出すと、多くの方が経験する熱性けいれんについて説明します。

熱性けいれんの8つの症状と前兆

熱性けいれんの兆候

1.急に元気がなくなる

子どもは少々の熱が出ても、意外と元気に遊んでいることが多いです。

熱性けいれんの前兆として、さっきまで遊んでいたのに急に元気がなくなることがあります。

2.すぐ横になりたがる

座って遊んでいたかと思うと、全身の脱力が見られ横になることが多いです。

3.呼びかけに反応しない、一点を見つめる

名前を呼んでも反応がなく、目の焦点が合っていないことがあります。その際まぶたなど、体の一部に軽いけいれんが見られることがあります。

4.全身がガタガタ震える

熱性けいれんの場合、全身が大きくガタガタ震えます。

けいれんの始まったばかりの時は手足が小刻みに震えているので、悪寒(おかん)と間違えることがあります。

熱性けいれんの症状

1.発熱後24時間以内のけいれん

熱性けいれんは発熱後、24時間以内に発症することが多いのが特徴です。

24時間以降にけいれんが出た場合は、髄膜炎や脳炎などの他の病気の可能性があります。

2.瞳孔が開いている

通常乳幼児の瞳孔は4ミリ前後と言われています。熱性けいれんの際はそれ以上に開いています。

けいれんが治まった時に、瞳孔が開いている状態のままだと再発する可能性が高いです。

3.左右対称のけいれん

熱性けいれんは、左右対称にけいれんすることが特徴です。万が一左右非対称の場合、片方の運動機能が麻痺を起している状態か、脳や神経疾患によって脳から異常な信号が体の片方だけに送られている可能性があります。

4.呼吸がなく顔が真っ青になる

けいれんの最中は、きちんと呼吸ができない事が多いです。口からあわをふいて呼吸がとまってしまい、唇の色が紫色に変色し、顔が真っ青になることがあります。

熱性けいれんの兆候リストまとめ

  • 遊んでいて急に元気がなくなる
  • すぐに横になりたがる
  • 全身が小刻みに震える
  • 瞳孔が開いている

熱性けいれんの症状リストまとめ

  • 呼びかけに反応しない
  • 発熱後24時間以内に出るけいれん
  • 呼吸がなく唇が紫になっている、顔が真っ青になる
  • 左右対称のけいれん
  • 全身がガタガタ震える

このように急に38度以上の高熱時に発症とされていますが、稀にけいれんが起こった後に発熱する場合もあります。

赤ちゃんが熱性痙攣になってしまう6つの原因 何歳まで?

1.感染症での発熱

突発性発疹、インフルエンザ、コクサッキーA群、ヘルパンギーナなどの感染症での高熱が原因で発症する場合があります。

2.脳が成長途中のため

乳幼児期の子どもの脳は成長途中にあります。発熱などで脳にストレスがかかると、けいれんを起こすと言われています。

3.熱が体にこもっている

熱が出て悪寒が出ていると「うちの子、寒いんじゃない?」と部屋を暖めたり、お子さんに厚着をさせたりする場合があります。

体から熱の逃げ場がない状態ですと、体温が上がり熱性けいれんの原因につながります。

4.親、きょうだいなど家族で過去に発症したことがある

親族の中に過去に熱性けいれんを発症した人がいる場合、発症する確率が高くなると言われています。

5.急激な体温の変化に対応できないため

子どもは急激な体温の変化に対応することが難しいです。解熱剤を使用して数時間後に薬の作用が切れた時に再び急に熱が上がることがあります。

再び急激に熱が上がった時に熱性けいれんを発症することがあります。

6.水分が摂れていない

熱があり水分が十分に摂れてなく、水分が足りない時に発症することがあります。

発熱した際は十分に水分を摂らせるようにしましょう。

熱性けいれんは何歳まで?

熱性けいれんは主に生後6ヵ月から6歳未満の子どもに起こる疾患です。

3歳までに発症することが多いものの、その後発症率は落ち着ついていき8歳以降にはほとんどの子どもで発症しなくなります。

熱性けいれんにならないために今からできる5つの予防策

1.高熱を伴う病気はあらかじめ予防接種を受けておく

高熱を伴うインフルエンザなどは予防接種を受けておくことで、発症しても症状が軽くなります。

あらかじめ高熱が出ないよう予防接種を受けることも、熱けいれんの予防につながります。

2.解熱剤を使用する

解熱剤は38度になったら使用するよう言われていますが、38度以下の場合でも、ぐったりしていて辛そうな場合は使用しておくと急に熱が高くなるのを防ぎます。

3.体を冷やす

既に熱があり特にお子さんが嫌がることがない場合は、氷嚢やタオルなどで首のまわりやわきの下、足の付け根など大動脈が通っている部分を冷やします。

4.抗けいれん剤を使用する

熱性けいれんが長く、何度も続くと脳の障害やてんかんの発症などの可能性があります。

熱性けいれんが長く続いた場合や、2回以上起こした場合は薬で予防をすることができます。

熱性けいれんの予防に使用する薬

熱性けいれんで処方される薬は以下の2種類が多いです。

  • ダイアップ坐薬→抗けいれん剤で、成分/ジアゼパム
  • アンヒバ坐薬→解熱剤で、成分/アセトアミノフェン

使用するタイミング

37.5度以上の熱が出た場合に投薬すると熱性けいれんの再発を約1/3に抑えることが出来ます。

熱がでた最初の投薬から8時間が過ぎた後、まだ熱が続いている場合にもう一度使用しましょう。

どちらも比較的安全性の高い薬なので、病院で処方される事が多いですが、

眠気やふらつきの作用が、2~3時間程度出ることがあります。

使用方法

使用する順番は、ダイアップ坐薬→30分経過後→アンヒバ坐薬

使用する場合は抗けいれん剤のダイアップ坐薬を優先して使用します。

使用後30分以上経過したらアンヒバ坐薬などの解熱剤を使用します。

5.安静にする

急激に熱が上がることが一番心配なので、今以上に熱が上がらないよう安静に過ごすようにしましょう。

繰り返し症状が現れるって異常?

熱性けいれんの発作には主に2種類あります。

単純型

  • 全身に左右対称のけいれん
  • 意識消失
  • 顔色が悪くなる
  • 数分程度のけいれん
  • 38度以上の発熱で起こる

複雑型

  • 体の部分的なけいれん
  • 頭痛や嘔吐をした
  • けいれんをしてない意識低下のみの発作
  • 15分以上に続くけいれん
  • 24時間以内に数回繰り返す
  • 38度以下の発熱でも起こる

繰り返しけいれんが起こる場合は直ぐに病院を受診してください!

熱性けいれんのほとんどは単純型が多いです。その中で1割は複雑型が見られます。

複雑型の場合再発することがあります。熱性けいれんが単純型の場合であれば、後遺症が出ることはほとんどありません。

複雑型の熱性けいれんは、脳に何らかの異常な信号が出ている場合に発症します。

何度も複雑型の熱性けいれんを起こした場合、脳が損傷してしまい、将来的に知能障害などのリスクが高くなります。

続して複雑型の熱性けいれんが発症した場合には、将来てんかんを発症することもあるので注意が必要です。

熱性けいれんとてんかんは別物?見分け方は?

熱性けいれんの発作とてんかんの発作は似ているところが多いので間違えやすいと思います。

しかし、似ていますがこの2つは別の病気です。では、どんなところで見分ければいいのでしょうか。

てんかんの特徴

  • 年齢、性別に関係なく発病する
  • 脳の神経に突然激しい電気的な興奮を発生することで起こる
  • 発作が繰り返される
  • 脳波を測定した場合、異常な波が表れる
  • 手足や顔にしびれがある
  • 発熱がなく、平熱の時もけいれんをする

このように熱性けいれんとてんかんは、似ているようで全く別のものです。

大きな違いは熱性けいれんは高熱時に発症するのに対し、てんかんは熱がなくても発作が起きるのが特徴です。

熱性けいれんをおこしたら

左右対称のけいれんで、けいれんが治まった後に意識がはっきりしていて24時間以内に再発がない場合は、心配ありません。

まずは慌てず落ち着く事が必要です。お子さんの着ているパジャマなどボタンが付いていれば外して、楽にしてあげましょう。

けいれんの時間がどのくらい続いているのか時間を測ります。お子さんが熱性けいれんを起こすと長く感じるものです。

実際に時間を測ると2~3分程度の心配のない熱性けいれんだったりします。正確な時間を把握することで危険な発作かどうかを見分ける事ができます。

他に何か異常がないか、お子さんの全身を確認するようにしましょう。

嘔吐した時や吐き気がある時は、仰向けに寝せていると窒息することがあり、とても危険です。

寝かせる時は仰向けではなく横向きに寝かせると安心です。

体か強張って横向きに出来ない時は、顔だけでも横にしてあげましょう。

舌を噛んでしまうのではないかと心配することがあると思いますが、熱性けいれんでお子さんが舌を噛むことはありませんので安心してください。

心配して口の中に指を入れると、逆に噛まれるなど怪我の原因にもなります。

絶対にお子さんの口の中には指など入れないようにしてください。

熱性けいれんでも以下の症状がみられる場合は要注意です!

  • けいれんの症状が数十分と長い場合
  • 短い間隔で何回もけいれんが起こる場合
  • 嘔吐があった場合
  • けいれんが左右対称でない場合

以上のような症状がある場合は直ぐに病院を受診してください!

まとめ

お子さんに高熱が出たらとても心配になりますし、高熱に加えて熱性けいれんが出たらパニックになると思います。

しかし熱性けいれんは、一定期間の年齢に見られる多くの子どもに発症する疾患です。

まずは、慌てずお子さんのようすを観察して、単純型か複雑型なのかを見分けることが重要です。

複雑型のけいれんや、何度もけいれんを繰り返している場合、その他に何か気になることがあったら迷わず病院を受診しましょう。

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