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ミルク育児は夜泣きをしない?母乳育児と夜泣きの関係~ミルクの上手な利用法も教えます。

      2016/10/24

生後間もない赤ちゃんを育てるには母乳かミルクをあげるのですが、この2つの間には様々な違いがあります。

その中でも多くの方が悩んでいるのが夜泣きとの関係です。お母さんとしては夜泣きが続くと精神的にも、体力的にも辛いですよね。

では、母乳とミルク、どちらが夜泣きには効果的なのでしょうか。

母乳とミルク、赤ちゃんの睡眠に違いはあるの??

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生まれたばかりの赤ちゃんは、離乳食が始まる生後5〜6ヶ月くらいまでは夜泣きも多く、夜間授乳も数回必要となるでしょう。

しかし、中には夜中殆ど起きずに朝までぐっすり眠ってくれるという赤ちゃんもいます。

勿論、個人差はありますが、そういったよく眠ってくれる赤ちゃんには共通の点があるのです。

ミルクの子はよく寝るって本当!?

実は、ミルクを飲んで育っている赤ちゃんはよく眠ると言われています。

中には、夜8時頃に就寝し朝の7時位までぐっすり眠ってくれるという赤ちゃんもいるのです。

その要因となっているのは、ミルクの成分にあると言われています。

粉ミルクは牛乳からできており、なるべく母乳の成分と同じになる様に作られています。

しかし、母乳に含まれている成分と牛乳に含まれている成分には多少の違いがあり、消化吸収にも影響があります。

そして、粉ミルクには以下の様な成分が含まれています。

粉ミルクの主原料は牛乳です。上記のように牛乳と人間のママのおっぱいでは成分が異なるので、人間の母乳の成分に近づけるようにさまざまな技術で加工していくのです。

特に注目したい違いが、「β-ラクトグロブリン」と「ラクトフェリン」。

β-ラクトグロブリンは牛乳には10%も含まれているのに、人間の母乳には全くない成分。

これを人間の赤ちゃんが飲むと、消化吸収が悪くなると言われています。

引用元:育児用粉ミルクの最新情報

つまり、母乳には含まれていないβ-ラクトグロブリンというタンパク質の一種が粉ミルクには含まれていますので、腹持ちが良くなり朝までぐっすり眠ってくれる赤ちゃんが多いのです。

では、母乳の場合はどうなのでしょうか。

母乳が夜泣きの原因になることはあるの?

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ミルクの場合にはよく寝てくれる赤ちゃんが多くいる一方で、母乳をあげている赤ちゃんは「よく夜泣きをする」と言われているのはご存知でしょうか。

これは、全ての赤ちゃんに当てはまるという訳ではありませんが、実は夜泣きと母乳には幾つかの関係性があるのです。

母乳が夜泣きの原因に成る2つの理由

1.母乳は消化が良い

母乳はお母さんの血液から作られており、赤ちゃんにとってとても消化吸収が良いと言われています。

母乳に含まれるタンパク質は、「αラクトアルブミン」というものですが、このタンパク質は胃の中で酵素と胃酸の働きで、より柔らかな細かいタンパク質に変化します。

そのため、非常に消化吸収が良く、母乳で育つ赤ちゃんは、便秘が少ないと言われる根拠にもなっています。

引用元:赤ちゃんに母乳が良いのはなぜ?

上記の引用文にある様に、母乳に含まれている「αラクトアルブミン」というたんぱく質のおかげで、赤ちゃんは沢山飲んでもきちんと消化できるのです。

その為、ミルクは3時間おきにあげる様に指導されるのに対し、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけあげても良いのです。

ところが、生後間もない赤ちゃんは胃がまだ小さく未熟な為、一度に沢山飲んだとしても頻繁にお腹が空いてしまうのです。

そして、夜中におっぱいを欲しがり、夜泣きに繋がるのです。

2.いつでも授乳ができる

母乳のメリットの一つは「いつでもどこでも授乳ができる」という点です。

なので、赤ちゃんが夜中に泣き始めたら特に準備をする必要もなくおっぱいをあげる事ができるのです。

一方、ミルクの場合ですとお湯を準備したり哺乳瓶を煮沸したりと時間がかかってしまい、その間に赤ちゃんはまた眠りについてしまうという場合もあるのです。

しかし、母乳の場合には赤ちゃんが泣くと直ぐに授乳が出来るので、赤ちゃんも泣けばおっぱいがもらえると思い、結果的に夜泣きへと繋がってしまう場合があるのです。

では、夜泣きをした場合には直ぐにおっぱいはあげない方が良いのでしょうか。

夜泣きをしたら即おっぱい。このままでいいのか?

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赤ちゃんが夜中に泣き始めてしまうと、お母さんとしてはなるべく早く泣き止んで欲しいと願いますよね。

そこで、母乳育児をしている方ですと、赤ちゃんが泣き始めると直ぐにおっぱいをあげるという方も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんが大好きなおっぱいをあげるという行為は、夜泣きに対して無敵の対策と言えるでしょう。

そして、おっぱいをあげる事で夜泣き問題が解決できるなら、簡単ですしお母さんも有難いですよね。

しかし、本当にそれで良いのでしょうか。

母乳が夜泣きに影響を及ぼす事も!

おっぱいをあげると赤ちゃんは安心して眠ってくれるというイメージかもしれませんが、実はおっぱいをあげる事で夜泣きを助長してしまう事もあるのです。

その原因は赤ちゃんの睡眠サイクルにあります。赤ちゃんの睡眠サイクルは大人と違い約1時間と短時間で構成されています。

その為、眠りに入ってから約1時間ごとに眠りが浅くなり、起きやすい状態になっているのです。

しかし、毎回その浅い眠りの時に完全に目が覚めるわけではなく、愚図ったり物音で体がビクッと反応したりするだけでそのまま、また眠りにつく場合もあります。

では、その様なウトウトしている状態の時におっぱいを咥えさせるとどうなるでしょうか。

折角眠りにつきそうだった場合でも、ゴクゴク母乳を飲んでいる内に目が覚めてしまうのです。

そして、次に眠りの浅いサイクルがやって来た時にも同じ様におっぱいをあげると、また目が覚めてしまい泣き出してしまうのです。

そこで、以下の事に気を付けておくと母乳育児でも夜泣きに繋がらない工夫が出来るでしょう。

 母乳育児で夜間授乳の際に気をつける点とは

500x0_55d88748-16c4-47ef-96f7-05b40a01035c-jpg画像出典元:http://mamari.jp/8280

1.夜泣き=授乳にしない

夜泣きをした時に直ぐにおっぱいをあげてしまうと、赤ちゃんは目が覚めた時に泣けばおっぱいがもらえると認識する様になります。

そして、赤ちゃんが夜泣くという行動は、必ずしもお腹が空いているというわけではありません。

お腹が空いている場合には授乳が必要となりますが、夜泣きの場合には泣く度に授乳をしていると、この行動が習慣化してしまい夜泣き=授乳となってしまうのです。

この悪循環を解消するには、まず赤ちゃんが泣いた時に夜泣きなのかお腹が空いているのかを見極める必要があります。

そして、夜泣きであった場合には、赤ちゃんが泣き始めた時におっぱいの代わりになる何か安心する対策を用意する事で夜泣き=授乳という構図を回避できるようになるでしょう。

夜泣きなのか空腹なのか見極めるには!?

まずは、授乳間隔を確認してみましょう。

例えば、日中は授乳間隔が3時間程空くのに夜は1時間間隔で泣いてしまう場合には、お腹が空いているという可能性は低く、夜泣きの場合が多いでしょう。

しかし、生後間もない赤ちゃんの場合には授乳間隔が昼夜問わず1時間間隔の場合もありますので、日頃の授乳間隔をメモしておき日中と夜との授乳間隔を比較してみると良いですね。

夜泣き対策に効果のある対策

  • 背中をトントンする
  • 身体をさする
  • 音楽をかける(オルゴールの音楽や川のせせらぎの音など、リラックス出来る様な音楽がオススメです)
  • 歌を歌う
  • 添い寝をする

上記を幾つか試してみる事で、赤ちゃんが安心して眠ってくてる対策が見つかるかもしれませんね。

2.授乳は時間を決めて行う

生後間もない赤ちゃんは飲む力も弱く、体力もあまりありませんので一度に沢山飲む事が出来ません。

その為、直ぐにお腹が空いてしまい頻繁に夜中も起きてしまうのです。

しかし、生後2ヶ月頃になるとおっぱいを含むのも上手になり、飲む力もついてきますのである程度の量を飲む事が出来き、授乳回数も減ってくるでしょう。

そして、夜中の授乳時間を決めて行う事で赤ちゃんの睡眠リズムも安定し、良質の睡眠が取れる様になりますので、夜中に何度も起きる事が減るでしょう。

月齢別の授乳頻度

  • 生後1ヶ月・・・・・1日の授乳回数は10回〜12回、夜中も約1〜2時間おきでの授乳
  • 生後2ヶ月・・・・・1日の授乳回数は8回〜10回、夜中は約3時間おきの授乳
  • 生後3ヶ月・・・・・1日の授乳回数は約8回、夜中の授乳は一気に減り1回〜2回程度
  • 生後4ヶ月〜半年・・1日の授乳回数は6回〜8回、夜中の授乳は1回もしくは無くなる

上記に紹介しました授乳回数はあくまで目安であり、赤ちゃんによってはもっと回数が増える子もいますので、体重の増え方やおしっこ、ウンチの回数を目安にすると良いでしょう。

授乳しながらの寝かしつけは夜泣きの原因になるって本当?

shutterstock_93551422画像出典元:https://192abc.com/27936

赤ちゃんが比較的直ぐに寝てくれる「添い乳」と呼ばれる授乳をしながらの寝かしつけは、夜泣きの原因になると言われていますが、本当なのでしょうか。

添い乳は横になりお母さんも赤ちゃんもリラックスした状態で行えますので、一番楽な授乳方法かもしれませんね。

しかし、その安心感が夜泣きの原因になっているのかもしれないのです。

おっぱいを咥えることで安心感を得ている

赤ちゃんは、生まれてすぐにおっぱいに吸い付く事が出来る「原始反射」を兼ね備えています。

そして、お母さんの声を聞いたり匂いを嗅ぎながら吸うおっぱいの時間はこの上ない幸せな一時なのです。

添い乳は寝る入る前に授乳をした後、そのままおっぱいを咥えた状態で赤ちゃんは眠りにつきます。

しかし、次に目覚めた時にはおっぱいを咥えてから眠ったはずなのに、おっぱいがなくなっているという状態になるのです。

すると、安心して眠ったはずなのにおっぱいがない事に気付き、おっぱいを探して泣いてしまうのです。

そして、上記の夜間授乳の際の注意点でも紹介しましたが、泣く度に添い乳で寝かしつけを行うとそれが習慣化してしまい、夜泣きが続くと言う悪循環に陥ってしまうのです。

夜泣き対策にミルクをあげるのは大丈夫??

母乳育児で夜泣きが起こってしまう原因の一つとして「母乳の消化の良さ」をご紹介しましたが、その点の改善策として夜間のみミルクに置き換える方法もあります。

ミルクを飲ませてあげると消化がゆっくり進み、夜中に起きる回数が減る場合もあります。

どうしても寝不足になってしまい体力的にも精神的にも辛い場合には、ミルクを試してみると良いでしょう。

では、夜間授乳の代わりにミルクを足す場合には、どの様に行えば良いのでしょうか。

夜にミルクを足したい場合、何時頃どの程度あげるのが夜泣き対策に効果的か

shutterstock_222075475-480x320画像出典元:http://snmm.jp/991/

夜にミルクを足す場合には、寝る前に月齢の規定量をあげるのが一番効果的と言われています。

母乳育児の場合には、夜の寝かしつけの際に母乳をあげているかと思いますが、その部分をミルクに置き換えるのです。

母乳を飲ませた後にミルクを飲ませて上げる方もいらっしゃいますし、ミルクの後に母乳を飲ませているという方もいらっしゃいます。

これは赤ちゃんによって違ってきますので、以下のお母さんの声を参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

また、月齢によってミルクの量は変わってきますので、下記の資料を参考になさってください。

6ヶ月ぐらいから卒乳するまではミルクの後に母乳でしたよ。

どの本読んでも、話しを聞いても母乳の後にミルクってなってましたが、うちの子もおっぱいをくわえた途端に目がトロ~ンとしてきてすぐに寝てしまってたんで(;^_^A

ほっぺたを突いたり体を揺すっても起きる事なくまともに飲んでくれなかったので、先ミルクにしてました(^O^)

引用元:夜だけミルクをあげている方

入院中に栄養士さんから教えて貰ったんですが、ウチは寝かしつける夜最後の一回をミルクにして、たっぷり飲ませてます。

腹持ちいいみたいで、そのおかげか夜は新生児の頃から5時間くらいは連続で寝てくれているので助かってます。

引用元:夜中の授乳・ミルクを楽にするアイディアを教えて!

赤ちゃんの目安授乳量1例

※1例です。ミルク量は使用しているミルクメーカーの指示に従ってくださいね。

月齢 ミルクの量 一日の授乳回数
0〜半月 80ml 7〜8回
半月〜1ヶ月 120ml 6〜7回
1〜2ヶ月 160ml 6回
2〜3ヶ月 200ml 5回
3〜4ヶ月 200ml 5回
4〜5ヶ月 200〜220ml 5回
5〜6ヶ月 200〜220ml 4回+1離乳食
※ ミルクは離乳食後に
6〜9ヶ月 200〜220ml 3回+2離乳食
※ ミルクは離乳食後に
9〜12ヶ月 200〜220ml 2回+3離乳食
※ ミルクは離乳食後に
12ヶ月以降 離乳食をメインに、ミルクは補助的にあげます。
精神的に落ち着くミルクを2歳頃まで欲しがる子は少なくありません。ただしミルクは離乳食の後にあげましょう。
離乳食を問題なく食べられるようになったら食事から十分な栄養が取れますので、ミルクをフォローアップミルクに変更してもかまいません。(家計が助かります)
歯の生えるのが遅い子は離乳食の進みが遅くなりますが、慌てずにその子の成長ペースに合わせてあげてください。

資料引用元:ミルクの目安量と授乳回数

まとめ

母乳育児をしている方で、赤ちゃんの夜泣きに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

逆にミルクの場合ですと、腹持ちが良い為比較的夜泣きは少ないと言われています。

確かに、母乳には良い所がたくさんありますが、母乳にこだわりすぎてお母さんがストレスを溜めてしまったり、体調を崩してしまっては意味がありません。

夜だけでもミルクを上手に活用することで、夜泣きが減り気持ちにも余裕ができるかもしれませんね。

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