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双子の出産方法は帝王切開?自然分娩?リスクから費用について教えます!

   

妊娠が分かった時はこの上ない嬉しい瞬間だと思いますが、双子の場合ですと嬉しさも2倍ですよね。

しかし双子の妊娠・出産にはそれなりにリスクを伴います。

出産方法も自然分娩なのか帝王切開なのかによってメリットやリスクが変わってきます。

今回は双子を妊娠した場合のリスクや病院の選び方、また出産費用などについてお話していきます。

帝王切開?自然分娩?双子の出産方法ってどっち?!

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日本での出産方法は主に自然分娩か帝王切開になるかと思いますが、双子を妊娠した場合にはどうなるのでしょうか。

一人のお子さんを出産する場合にも様々なリスクが伴いますが、双子の場合にはそれ以上にリスクがあると言われています。

また赤ちゃんの胎位によって帝王切開を推奨する場合と自然分娩を推奨する場合とがあります。

出産方法は赤ちゃんの胎位によって決まる!

双子の出産の場合にはそれぞれの胎児の胎位が出産方法の決め手となります。

また病院によっては安全面を考えて胎位に関わらず帝王切開のみを行っている病院もあるそうです。

ではそれぞれが推奨する胎位とはどの様な場合なのでしょうか。

帝王切開を推奨する場合

骨盤位と頭位、骨盤位と骨盤位

自然分娩を推奨する場合

頭位と頭位

医師の判断で決定する場合

頭位と骨盤位、頭位と横位(またはその他)

骨盤位とは!?

赤ちゃんの頭が上にあり、おしりが骨盤に向かっている状態を骨盤位といいます。

引用元:骨盤位

頭位とは!?

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「頭位」は胎児が縦位で頭が下にあるときを指します。正常の位置です。

引用元:頭位

横位とは!?

赤ちゃんが横向きの姿勢を「横位(おうい)」と言います。

妊娠週数が進むとともに多くは頭位に、又は逆子(骨盤位)に自然に回転します。出産まで横位のままなのは0.3%程度です。

引用元:横位

帝王切開・自然分娩のメリットとリスク

分娩方法が帝王切開になっても自然分娩になってもどちらが良いというものではありません。

それぞれにメリットやリスクがあり、最終判断は医師が行う場合が多いでしょう。

では帝王切開と自然分娩のメリットとリスクについて紹介します。

帝王切開のメリット

  • 胎児への負担が少ない・・・・・分娩中に胎児の容体が急変するという事がありませんので、最悪の事態を回避できます。
  • 体力を温存できる・・・・・・・・陣痛で体力を消耗するという事がありませんので、術後の回復の為に体力を残せます。
  • 予定を決められる・・・・・・・上の子のお世話を頼んだり、立ち会い出産の日程を組んだりと予定が立ちやすくなります。
  • 出産時間が短い・・・・・・・・帝王切開の場合手術は大体2時間程度で終わりますので、待望の赤ちゃんにもすぐ会えます。

帝王切開のリスク

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  • 麻酔による危険性・・・・・・・・一人の場合の帝王切開よりも手術時間が長い為、麻酔の量も多くなり体に負担がかかります。
  • 血栓ができやすい・・・・・・・・手術後傷口の痛みでベッドに横になっている時間が長い為、下半身に血栓が出来やすくなります。
  • 胎児に呼吸障害が起こる・・・・・胎児が産道を通らなかった場合、羊水が肺に残ってしまい一時的に呼吸障害が起きる事があります。
  • 回復に時間がかかる・・・・・・・傷口の回復に少し時間がかかってしまいます。
  • 癒着胎盤や前置胎盤になりやすい・帝王切開での出産の場合、次の妊娠で癒着胎盤や前置胎盤になる可能性が高まります。
  • 次の出産も帝王切開になる・・・・子宮の縫合部分が薄くなっているので普通分娩が難しくなってしまう場合があります。

自然分娩のメリット

  • 子宮の回復が早い・・・・・・・・陣痛が起こっての分娩の場合には産後の子宮の収縮もよく回復が早いです。
  • 傷跡が残らない・・・・・・・・・経腟からの分娩となりますので体に傷が残りません。
  • 出産したという感覚が強い・・・・帝王切開も立派な出産方法ですが、痛みに耐えたということからその思いが強い方が多いでしょう。

自然分娩のリスク

  • 分娩停止になる事がある・・・・・母体や胎児に異常が見つかった場合には緊急帝王切開になる場合があります。
  • 微弱陣痛になる可能性がある・・・陣痛が中々強くならず分娩時間が長くなる場合があります。
  • 上手くいきめない・・・・・・・・子宮が伸びてしまっている為、上手くいきめない場合があります。
  • 大量出血の可能性・・・・・・・・胎盤が剥がれた後の出血が止まらずに大量出血になってしまう場合がある
  • 2人目に異常が起こる場合がある1人目を出産後に2人目の胎位が変わってしまいトラブルが起きやすくなる。

双子の出産、病院選びは大事??

双子の妊娠・出産には一人の妊娠よりもリスクがありますが、その為にはどの様な病院を選べばいいのでしょうか。

実は一言で双子と言っても幾つかのタイプに分かれます。そしてそのタイプによって出産できる産院が限られてしまう場合もあるのです。

そして産院を選ぶ場合には、安心して通院できる様にどの様な特徴がある病院なのかと言った点についても確認してから決めると良いでしょう。

まずは双子のタイプについて説明していきます。

実は双子には4タイプある!

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双子のお子さんでも顔は瓜ふたつな兄弟もいれば、顔のタイプも性別も違うというお子さんもいらっしゃるでしょう。

それは一卵性の双子なのか、または二卵性の双子なのかによって違ってきます。

どのタイプの双子なのかエコーにはっきりと映るのは、大体妊娠6〜8週目と言われています。

しかし、これには個人差がありますのではっきりと分かるまでにもう少しかかる場合もあります。

そして、それぞれの妊娠の状態によって妊娠中や出産時のリスクも変わってきます。

1.一卵性双生児

一絨毛膜一羊膜(いちじゅうもうまくいちようまく)

胎盤は一つで赤ちゃんを包んでいる羊膜も一つになります。

双子を妊娠している場合で最もリスクの高い状態と言え、その為頻繁に健診を行ったり入院をしなくてはならない場合があります。

リスク・・・栄養がどちらかの子に偏りやすく、また二人の赤ちゃんが一つの袋に入っていますのでへその緒が絡まりやすくなります。

一絨毛膜二羊膜(いちじゅうもうまくにようまく)

胎盤が一つで赤ちゃんを包んでいる袋も一つなのですが、真ん中に膜で仕切りがあり二つの部屋にそれぞれの赤ちゃんがいます。

上記を同じ様に胎盤が一つとなります。

リスク・・・栄養の偏りが起こる可能性がありますが、別々の部屋に入っていますのでへその緒が絡む心配はありません。

2.二卵性双生児

二絨毛膜二羊膜・癒合胎盤(にじゅうもうまくにようまく・ゆごうたいばん)

胎盤が元々が二つだったのですがそれが一つにくっついてしまい癒合している状態です。

羊膜が二つありますのでそれぞれの袋に赤ちゃんが入っている状態です。

ただしこちらは一卵性双生児でも起こる可能性があり、その場合には羊膜が一つで真ん中が膜で仕切られた状態となります。

リスク・・・栄養の偏りが起こる可能性があります。

二絨毛膜二羊膜(にじゅうもうまうにようまく)

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胎盤、羊膜共に二つずつあり赤ちゃんがそれぞれの胎盤から栄養を吸収できますので、栄養の偏りもあまり見られないでしょう。

リスク・・・一般的に一番リスクが少なく、安全な状態となります。

下記のサイトに図でも説明がありますので参考にしてみて下さい。

 

参考資料:双子出産や双子妊娠について知っておきたいこと

やっぱりハイリスク!?双子出産の病院選びのポイント4つ!

上記で説明した双子のタイプによって病院選びも多少変わってくるでしょう。

上のタイプに行くにつれリスクも高まりますので、産院を選ぶ選択肢が少なくなるかもしれません。

では双子を出産する産院を選ぶ際のポイントをご紹介しますので、転院を考えていらっしゃる方などは参考にしてみて下さい。

1.NICUが併設されている

双子を妊娠した場合には母体にかなりの負担がかかる為、早産になりやすい傾向があります。

その為赤ちゃんが未熟児として生まれる場合が多く、すぐに専門の医師による治療が必要となることも多くあります。

NICUには赤ちゃんの為の特殊な機器や専門のスタッフが在籍しており、未熟児で生まれた場合には一定の間そこで経過観察を行わなければなりません。

もし同じ病院内にNICUが併設されていない場合には他の病院へ直ぐに搬送しなければならないですし、ご家族もそれぞれの病院へ足を運ばなければなりません。

また一番辛いのはお母さんが直ぐに赤ちゃんに会えないことです。退院するまで暫く赤ちゃんと会えなくなってしまうのはとても寂しいですよね。

ですのでNICUがあるかどうかというのは産院選びの際のとても大事なポイントとなります。

NICUとは!?

NICUとは赤ちゃんの為の集中治療室になります。

未熟児であったり分娩後に赤ちゃんに何らかの異常がある場合にはこちらの集中治療室で治療や経過観察などが行われます。

参考資料:NICUとはなにか

2.妊娠時の母体や胎児のトラブルに対応している

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双子を妊娠している場合には切迫早産になりやすいですし、また先ほど説明した内のどの状態での妊娠なのかによってもトラブルが起こる可能性が変わってきます。

そういった場合にはかかりつけの病院で直ぐに診断していただくことで、重大なトラブルになる前に対処できる事もあるでしょう。

基本的には双子を出産できる病院ではそういった対処も迅速に行ってくれる様ですので、安心して通院できるでのはないでしょうか。

3.自宅から近い

妊娠の状態によっては頻繁に健診を行わなくてはならない場合もあります。

また母体や赤ちゃんの状態によっては妊娠20週から30週にかけて管理入院を勧められる場合もありますので、自宅から出来るだけ近い方が何かと便利になります。

また万が一赤ちゃんがNICUに入った場合には自宅から近い方がなるべく直ぐに赤ちゃんに会うことが出来るので、お母さんとしても安心できるでしょう。

そして、母乳育児を希望されている方はNICUに搾乳した母乳を届ける必要があります。

4.分娩費用や入院費があまり高くない

双子の場合にはどうしても分娩費用が多少は高くなってしまいます。

また切迫早産などで管理入院となった場合には入院費もかかってしまいますので、なるべくそういった費用が抑えられる病院を選ぶと良いでしょう。

産後は赤ちゃんにも出費が多くかかりますので、それまでの費用を出来るだけ節約できると良いですね。

双子の出産は費用が倍?!実際の費用はどのくらいなの?

では実際には双子を出産した場合の費用はいくらかかるのでしょうか。

単純に二人分なので2倍と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、果たして本当なのでしょうか。

実は2倍になるのは赤ちゃんにかかるお金だけ!

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一人の場合の分娩費用(帝王切開の場合)

  • 帝王切開手術代(保険適応)・・・・・約23万円
  • 分娩費(保険適応外)・・・・・・・・約35万円
  • 入院費(10日間)・・・・・・・・・約5万円
  • 赤ちゃんの入院費・・・・・・・・・・約7万円

双子の場合の分娩費用(帝王切開の場合)

  • 帝王切開手術代(保険適応)・・・・・約23万円
  • 分娩費(保険適応外)・・・・・・・・約35万円
  • 入院費(10日間)・・・・・・・・・約5万円
  • 赤ちゃんの入院費・・・・・・・・・・約14万円(1日×1万円×2人分)

分娩費用や帝王切開手術代は一人の場合と変わりありません

大きく違うのは出産後に助産師さんや看護師さんに赤ちゃんのお世話をしていただくのですが、その部分が2倍になるという点です。

ただし双子を妊娠している場合には切迫早産で入院になったり、妊娠20週目位から管理入院を勧める病院もありますので、そういった費用が別途発生する可能性があります。

双子の出産費用は抑えられる?!その方法は?

上記でも詳しく出産にかかる費用をお話ししましたが、やはりそれなりのお金がかかってしまいますのでもし可能であればそれらの費用を少しでも抑えたいですよね。

実は出産費用を抑える方法があるのです。これを知っておくのと知らないのとでは出費に大きな差が出てくるでしょう。

1.高額療養費の申請をする

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高額療養費とは医療費が高額になってしまった場合に払い戻しが受けられる制度です。

払い戻しには病院から発行される診療報酬証明書が必要となり、およそ3ヶ月近くかかるでしょう。

ただし所得などによって細かく金額が設定されていますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

参考資料:高額療養費について

また帝王切開などで予め高額になると分かっている場合には次の限度額適用認定証を申請しておく事をお勧めします。

2.限度額適用認定証を申請する

限度額適用認定証とは病院での支払いが高額になりそうな場合に、事前に申請しておくことで窓口での支払いを一定額に抑えることができる制度です。

認定証を医療機関などの窓口で提示することにより、あらかじめ多くのお金を準備する必要がなく、経済的負担が軽減される。

引用元:限度額適用認定証

3.民間の医療保険に加入しておく

最近では妊婦さんでも加入できる医療保険もあり、お守り代わりに加入されている妊婦さんも多い様です。

実際に切迫早産などでの入院費や帝王切開での手術費用なども保険適応となりますので、出産の時に黒字になったという方もいらっしゃいます。

ただし妊娠週によって加入できる場合とそうでない場合がありますので、予め保険会社に確認しておくと良いでしょう。

4.直接支払制度を利用する

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出産時には保険組合から出産一時金という補助金が42万円出ます。

こちらは赤ちゃん一人に対しての金額ですので、双子の場合ですとその金額は単純に2倍の84万円となります。

直接支払制度とは保険組合が直接病院へ出産一時金を支払いますので、実際に窓口で支払う金額はその差額分だけとなります。

ですので予め多額の出産費用を用意する必要がありませんので、気持ち的にも余裕ができるのではないでしょうか。

まとめ

妊娠が分かった時に双子だった場合には喜びも2倍ですが、不安やお金の心配なども出てくるでしょう。

双子を出産する場合には帝王切開か自然分娩かを選択できるそうですが、どちらにもメリットやリスクはあります。

また費用もそれなりにかかりますので、医師としっかり相談し納得した上で出産に臨めると良いですね。

 

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