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着床する時期っていつ?日数・期間は?高温期何日目?

   

妊娠を望むカップルにとって、「着床」は大きな関心ごとですよね。

「着床することで妊娠が成立する」っていうけれど…。「着床」っていつ起こるの?

そもそも、「着床」ってどういうこと?こちらでは、着床の基本知識を一気に解説します!

そもそも着床ってなに?

お腹をおさえる女性「着床」とは、簡単に言うと「受精卵が子宮内膜と結合すること」です。具体的にイメージしてみましょう。

受精卵が子宮内膜にもぐりこむこと

 

卵管という場所で、卵子に精子がもぐりこんでできるのが「受精卵」。

それがユラユラと約6日間かけて子宮に移動して、ゆっくりと6~7日間かけて子宮内膜にもぐりこんで「着床」完了となります。

子宮

つまり、「着床」とは赤ちゃんとお母さんが初めてひとつになること。ステキな時間ですね!

一般の妊娠検査薬はまだ陰性

「着床をもって妊娠成立となる」とはいいますが、着床の時点では、一般的な妊娠検査薬(生理予定日1週間後から使用できるタイプ)はまだ陰性(妊娠反応なし)を示します。

妊娠検査薬は着床時から分泌される「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンを検出するものですが、着床直後ではまだ濃度が低くて検出できないのです。

着床に失敗することも多い

染色体

受精の成功率は80%ほどありますが、着床ではその成功率は20~30%と言われています。受精に成功したとしても、4回のうち3回くらいは妊娠まで至らないのですね。

その原因の多くは受精卵の染色体異常であり、防ぐことは難しいものです。

着床に失敗すると、受精卵が子宮内膜とともに体外へ排出されます。症状には個人差がありますが、いつもの時期に通常の生理がきたり、少し遅れて重めの生理が来たりします。

ちなみに、受精に失敗したことで起こる体の変化はありません。着床することもなく通常の生理がきます。

知っておきたい、妊娠検査薬のフライング使用と「化学流産」

特に、妊娠検査薬(化学的検査)で「陽性」反応がでたが、「胎のう(着床後にできる赤ちゃんを包む袋)」が超音波検査で見えるようになる前に生理が来た場合を「化学流産」といいます。

「化学流産」といっても、医学的には妊娠前のことで「流産」としてカウントされることはありません。

また「化学流産」は、妊娠検査薬を定められた時期(生理1週間後)よりも前にフライング使用することで、知ってしまうことが多いようです。

(妊娠検査薬は、生理1週間後よりも前にうっすらと陽性反応を示すことがあります。)

「妊娠したかどうか一日でも早く知りたい!」という気持ちは分かりますが、早く知りすぎても「着床の失敗」に気持ちが振り回されてしまいます。

生理予定日頃にうっすらと陽性反応が出て、「やった!」と喜んだものの、そのあとに生理が来てしまったら…喜んでいた分、落胆が大きくなるでしょう。

このように、妊娠検査薬のフライング使用は「化学流産」を知ってしまう恐れがあることを心にとめておきましょう。

着床の失敗は、妊娠に至るまでのプロセスとして、誰にでも起こっている事です。

2度3度と繰り返したとしても、きちんと排卵している、受精卵ができている、着床を始める体ができている、という証なので前向きにとらえたいですね。

しかし何度も繰り返す場合は、「着床障害」などで治療が必要になる場合があるので、一度医師に相談してみるとよいでしょう。

着床する時期っていつ?高温期何日目?

考える妊娠にチャレンジしている間、排卵日の後は「今、お腹のなかで着床中かも…」とソワソワする方は多いのではないでしょうか。

実際、着床がどの時期に始まっているかというと、排卵日の1週間後くらいです。

それでは高体温期の何日目かというと、おおよそ7~10日目前後。幅があるのは、基礎体温上昇と排卵日にはズレがあるからです。

超音波を利用した正確な検査では基礎体温上昇の1~3日間に約75%排卵が起こると言われています。

つまり、低温相の最終日から基礎体温上昇の3日間に排卵が起こると考えて下さい。

出典元:妊娠したいを応援 VEAUTY

それでは最後に、排卵から着床までの流れを時系列でまとめてみます。

排卵・受精から着床までの流れ

女性は産まれる前、お母さんのお腹の中にいるときから卵子の元になる「原子卵胞」が何万個も準備されている、ということはご存知でしたか?

お母さんからすれば、孫の元となるものをすでにお腹に宿しているということ。出産の準備がそんなに前から始まっているとは驚きですね!

しかも卵子は増えることがなく、年齢を重ねるにつれて減る一方。毎日つくられる精子とは大違いです。

さて、この「原子卵胞」は初潮が始まると、脳から分泌される卵胞刺激ホルモンを受けて毎月一個づつ成長して「卵子」となります。

この卵子は精子と出会わないと、月経時に体外へ排出されます。それでは精子と出会ったらどうなっていくのでしょうか?

順を追ってご説明します。

1.排卵【次の生理開始予定日より14日前】

神秘的

先述したとおり、生理が終わると卵胞刺激ホルモンの影響で卵子の予備軍が成長を始めます。

そして一番成長の早い卵子が成熟すると、卵巣から飛び出してきます。これが排卵」です。

「次の生理開始予定日より14日前」とあるのは、受精・着床しないと、排卵から約14日後(個人差はほぼ無し)に次の生理が始まるからです。

2.受精【同、14~13日前】

卵巣から飛び出した卵子は、卵管へと移動します。卵子が受精できる時間は、排卵から24時間ほど

その間に卵管に侵入してきた精子、もしくはすでに卵管で待機していた精子と出会うと「受精」します。

精子の寿命は3~5日ほどあるので、性交のタイミングを計るなら排卵の1~2日前がよいでしょう。

この時、排卵される卵子はたった1個なのに対して、射精される精子は1億~4億匹もあります!

しかし、過酷なレースをくぐりぬけて卵管にたどり着き、卵子に会えるのはその中の数十~数百匹です。

それらが協力して卵子のバリア(透明帯)を破るのですが、卵子と結合できるのは幸運な1匹だけなのです。

3.卵管から子宮へ移動【同、14~8日前ころ】

お腹

受精した卵子(受精卵)は、細胞分裂を繰り返しながら子宮へと向かいます。

受精から3日目には卵管から子宮の中へ入ります。それから4日間ほど子宮の中で待機。

この移動と待機はとても大切なのです。受精から7日目に着床が始まるのですが、その時の位置は子宮の上の方がベスト

でも、それ以外の場所に受精卵があると、次のような状況になってしまいます。

受精から7日目の受精卵の位置による状況

  • まだ卵管内 … 卵管に着床する「子宮外妊娠」となり、育つことができない
  • 子宮の上の方 … 正常な着床ができる
  • 子宮の下の方 … 着床できても「前置胎盤」となり、妊娠中の安静や帝王切開での出産が必要。ただし、妊娠中に胎盤の位置が上がり、最終的には前置胎盤でなくなることがほとんど
  • 子宮口より外 … 着床できない

本当に、正常に着床までたどり着くのは大変なことだと感じますよね。

4.子宮内膜へ接着(着床開始)【同、7日前ころ】

受精から7日目、子宮内を漂っていた受精卵は子宮内膜にくっつき始めます。

そして、妊娠に備えて厚くなった子宮内膜のさらに奥へと潜り込んでいきます。

5.子宮内膜へ埋没(着床完了)【同、1日前ころ】

エコー写真

着床開始から完了までは6~7日ほどかかります。その間に受精卵は、子宮内膜の内側に完全に埋没します。

無事に着床が完了すると、次の生理はきません。生理予定日から1週間を過ぎたら妊娠検査薬で妊娠の有無を確認できます。

また、その頃から産婦人科などの超音波検査で胎児を包む「胎のう」という袋が見えるようになったり、心拍が確認できるようになったりします。

流産が起こりやすい時期が続くので、生活の中で負担になることがないか注意が必要ですが、これをもって晴れて「妊娠成立!」です。

 

まとめ

着床は、成功よりも失敗する確率のほうがずっと多いのですね。妊娠のプロセスは、こういった幸運の連続のようなものです。

ほんの数回のチャレンジでは、妊娠しなくても当然ともいえます。前向きにチャレンジを続けてみてください。

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