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このお腹の張りって大丈夫?妊娠中期のお腹の張りの原因と対処法3つ!

   

妊娠5~7か月(妊娠16~27週)頃を「妊娠中期」といいますが、この頃はお腹が張りやすくなる時期です。張っていても、様子を見て大丈夫なものと気を付けるべきものもあります。

また、個人差がとても大きく、「お腹が張る」と一言で言っても感じ方は様々です。張るっていったいどういう感じ?という人もいるでしょう。

どのような症状に注意すべきなのか、どう対処すればよいのか。そして、張りやすいのはどんな時か、予防策はあるのか。これらのことについて、具体的にお伝えします。

妊娠中期にお腹が張りやすい原因

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まず、「お腹が張る」っていったいどういうことでしょう。そのことを確認しましょう。「お腹が張る」という症状には以下の二つが考えられます。

お腹が張る原因

  • 子宮収縮
  • 張ったように感じられる

一つ目にあげられるのは、実際に子宮が収縮している状態です。

子宮は筋肉でできているため、何らかの原因でこれが緊張して固くなると「お腹が張る」という状態になります

もう一つは、「張ったように感じられる」というものです。これは、子宮自体が緊張しているというものは少し違います。

例えば以下のような状態です。

お腹が張ったように感じられる状態

  • 子宮が妊娠経過に合わせて大きくなり、引っ張られる
  • お腹が妊娠経過に合わせて大きくなることで皮膚が引っ張られる
  • 子宮につながっている靭帯が引っ張られる

お腹の赤ちゃんは、出産のころには3000gほどになっています。それに合わせて当然子宮は大きくなり、お腹も大きくなります。

それは、子宮そのものやお腹の皮膚を引っ張ることになり、「お腹が張る」と感じることにつながります。

また、子宮を骨盤内で固定している複数の靭帯も、子宮が大きくなるにつれ引っ張られることになります。そのことが、「お腹が張る」という症状で感じる場合があります。

お腹の張りを感じやすくなるのは、妊娠17週ごろ(妊娠5か月に入った頃)からといわれます。その頃は、お腹の赤ちゃんも急激に成長します

そのことが原因で、お腹の張りを感じやすくなるのです。

妊娠中期にお腹が張っても大丈夫?危険な張りとの見分け方5つ

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注意が必要な張りは、子宮収縮によるものです。しかし、心配のいらない子宮収縮もあります妊娠をすると子宮収縮を起こす物質を感じやすくなり、子宮収縮しやすい状態になります

子宮収縮を起こす物質とは、例えば「オキシトシン」が挙げられます。これは、陣痛誘発剤としても使われています。乳腺を収縮させて母乳を分泌しやすくする作用も持っています。

これは、「ブラクストン・ヒックス収縮」いわゆる前駆陣痛といわれるもので、出産に備える機能の一つです

以下のような場合は、心配のない張りといえるでしょう。

ブラクストン・ヒックス収縮による張りの特徴

  • 思い当たることがなく張る
  • 痛みがない
  • 不規則な張り
  • 胎動を感じた直後

張りを感じたら座ったり横になったりして休み、しばらくたつと治まるのなら問題はありません

早産の前兆?危険な張りの見分け方

上に挙げたように、お腹の張りのすべてが危険なわけではありません。多くの場合は、特に問題のないものです。

しかし、中には早産などにつながるような張りがあるのも事実。以下のような症状は、特に注意しましょう。

危険な張りの見分け方5つ

  1. 1時間以内に何度も張る(4回以上)
  2. 1日の内に何度も張る(11回以上)
  3. 規則性がある、またはだんだん間隔が短くなる
  4. 30分以上継続して張る
  5. 張りとともに痛みや出血がある、痛みが徐々に強くなる

張りを感じて休んでいても、以上のような状態が治まらなければ、すぐに受診をしましょう

特に、上記の1,2,3は早産の、4,5は常位胎盤早期剥離の可能性があります

早産、常位胎盤早期剥離とは?

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まず心配されるのは早産です。早産は以下のように定義されています。

日本では妊娠22週0日~妊娠36週6日までの出産を早産と呼びます。

引用元:日本産婦人科学会ホームページ「病気を知ろう 早産・切迫早産」

また、切迫早産については以下のように説明されています。

早産になりかかっている状態、つまり早産の一歩手前の状態を切迫早産といいます。

子宮収縮が頻回に起こり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態や破水(子宮内で胎児を包み、羊水が漏れないようにしている膜が破れて、羊水が流出している状態)をしてしまった状態のことです。

引用元:日本産婦人科学会ホームページ「病気を知ろう 早産・切迫早産」

子宮の収縮が第一の症状だということが分かります。お腹の張りが症状の一つである、常位胎盤早期剥離も心配されます。

常位胎盤早期剥離とは、以下のようなものです。

正常位置、すなわち子宮体部に付着している胎盤が、胎児娩出以前に子宮壁より剥離することをいいます。

これは、妊娠中期・後期における性器出血の主要な原因であり、現在においても周産期死亡率・罹患率を上昇させる主要な原因です。

引用元:島根大学医学部産科婦人科ホームページ「常位胎盤早期剥離」

また、症状については以下のように説明されています。

性器出血(70~80%)、子宮の圧痛・腹痛(60~70%)、頻回の子宮の張り(約30%)が主な症状です。

急な腹痛、持続的な痛み、多めの出血などは常位胎盤早期剥離が疑われます。

引用元:島根大学医学部産科婦人科ホームページ「常位胎盤早期剥離」

常位胎盤早期剥離は、妊娠の約0.5%~1%で起こるといわれ、母体がショック状態に陥り胎児死亡に至るほどの重症なものは、そのうちの15%ほどとされます。稀なものではありますが、注意が必要です。

最もリスクが高いのは、妊娠高血圧症候群にかかっている場合です。常位胎盤早期剥離の3割~6割は妊娠高血圧症候群を発症しているといわれます。

妊娠高血圧症候群は、高齢出産ほどなりやすいとされています。そのため、高齢の妊婦は特に注意が必要です。なお、高齢出産は日本産婦人科学会で35歳以上の初産と定義されています。

どんな時にお腹が張りやすいのか

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お腹の張りを招きやすい行動や動作などがあります。これらを知っておくと、危険な張りとの区別も付きやすくなるでしょう。

お腹の張りを招きやすい状態

  • 長時間歩く
  • 長時間立ち仕事をする
  • 長時間同じ姿勢でいる
  • 重いものを持つ
  • お腹を締め付ける服装
  • ストレス
  • 胎動を感じた後
  • 性行為
  • おっぱいや乳首への刺激

特に仕事を持つママは、歩いたり立ち仕事をしたり、同じ姿勢を続けたりすることになりやすいでしょう。

家庭で過ごす場合でも、運動が必要とウォーキングをやり過ぎたり、家事をせざるを得なかったり、長時間パソコンに向かったり、ということはありがちでしょう。

つまり、疲れがたまってしまうと筋肉の緊張を招き、お腹が張りやすくなります。何事も、適度が大切だということでしょう。

妊婦は重いものを持たない方がいいといわれますお腹に普段以上の力を入れることになり、子宮の筋肉を緊張させます

腹部を圧迫させるような服装もよくありません。子宮の筋肉の緊張を招きます。冷え防止として腹巻が推奨されますが、緩めのものにするなど配慮をした方がよいでしょう

ストレスはそもそも体を緊張させてしまうものです。子宮の筋肉にも悪影響を与えます。

胎動は子宮に直接刺激があり、お腹が張りやすくなります。性行為も、体の緊張を招くものです。また、子宮を刺激する行為でもあります。

乳首への刺激も子宮収縮を招きます。上の子の授乳やおっぱいマッサージなどを控えたほうがよいとされるのもそのためです。

お腹が張るってどういうこと?どんな感じ?

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お腹の張りは感覚的なものも大きく、人それぞれ感じ方が違います。症状としてよくいわれるのは、次のようなものです。

お腹が張った症状

  • 普段よりも硬い
  • 突っ張った感じ
  • キューっとした軽い痛み

触ってみて硬くなっていると感じられるときには、張っているととらえてよいでしょう。ある妊娠出産にかかわる専門家は、お腹の張りについて以下のように話しています。

張る感じを「硬い」「パンパン」「キュー」「ギュー」と表現する方もいます。

痛みを感じるようになると「生理様痛」「圧迫」「キュッとする痛み」「ギュッとする痛み」「カチカチ」などともいわれています。

これらは子宮収縮の表現と捉えていいと思いますが、収縮は一定の強さになると陣痛になってしまいます。

ぜひ自分の体の観察を続けることをお勧めします。

引用元:赤ちゃん&子育てインフォ「妊娠中の気がかり(体重・食事・病気・体調など)」

お腹の張りを客観的に感じられるようになるには、普段の状態を知っていなければいけません。日ごろから意識してお腹を触り、張っていない状態を知っておくようにすることが大切です

ちょっと張ってるかも・・・。お腹が張った時の対処法3つ

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お腹が張っていると感じたら、無理をしないことが大切です。すぐに以下のようにしましょう。

お腹が張った時の対処法

  1. 椅子に腰かける
  2. 横になる
  3. 動きを止めて呼吸を整える

張りを感じたらまず安静を図る必要があります。すぐできるのは椅子に座ることでしょう横になることができる環境であればベストです。体の力を抜いて、リラックスすることを心がけましょう

外出先など、体を休める場所が見つからない場合もあるでしょう。そのようなときは、まず立ち止まりゆっくり深く呼吸をして落ち着くことが大切です。

いずれにせよ張りは子宮の筋肉が緊張している症状です。緊張をほぐすことを第一に考えましょう。

そうして症状が治まれば、危険な張りではありません。症状が治まってもすぐに動き出さず、しばらく様子を見ることも大切です。

すぐに動くとまた張ってしまう心配があります。しっかり休み、心も落ち着かせてから動き出すようにしましょう。

妊娠中期の張り予防5つ

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妊娠中全くお腹の張りを感じない、という人もいますが、多くの人が感じるものです。つらいし不安にもなるし、できれば張ってほしくない、と思う人も多いでしょう。

お腹の張りを予防することができます。以下のことを注意してみましょう。

おなかの張りの予防策5つ

  1. 冷やさない
  2. 便秘にならない
  3. ストレスをためない
  4. 疲れることをしない
  5. お腹を締め付けない

第一に挙げたいのが、冷やさないということです。冷えは妊婦の大敵です。体が冷えると血行不良を招き、栄養を赤ちゃんにしっかり送ることも難しくなります。

そして、冷えは筋肉の緊張を招きます。子宮の筋肉も緊張するため、お腹の張りにつながってしまうのです。便秘に注意することも大切です。便秘で腸が張っていると子宮を圧迫してしまい、張りにつながるのです

ストレスも筋肉の緊張を招きます。日ごろからストレスをため込まないように注意し、リラックスして過ごすことを心がけましょう

疲れが溜まると体の緊張を招き、お腹の張りに結びつきます。つわりが治まり動きやすくなる時期のため注意が必要です。

妊娠中期は運動をすることを勧められる時期でもありますが、疲れを感じるほどやるのはやり過ぎです。家事も運動も、頑張り過ぎずほどほどに、を心がけ、疲れを感じたらすぐに休むようにしましょう

お腹周りを締め付けることも、子宮の緊張を招き、張りにつながります。ゆったりした服装をするようにし、ウエストゴムや腹巻などにも注意しましょう

まとめ

お腹の張りは心配のないことが多く、ある程度予防することもできます。しかし、中には早産や命にかかわるような事態に結びつくこともあります。

張りを感じたらまず休むこと。そして、張りの状態をしっかり観察し、異常を感じたらすぐに受診するようにしましょう。

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